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阪神がジェット風船実証実験を発表 甲子園〝名物〟が2試合限定で復活
阪神電鉄は29日、2日間限定でジェット風船演出の実証実験を実施すると発表した。甲子園の〝名物〟が2019年以来6年ぶりに復活することになった。3月9日の巨人とのオープン戦、4月13日の中日戦の日程で行い、いずれも阪神の7回裏の攻撃前の実施に限るとしている。
球団担当者は「ジェット風船の風景を他のもので再現するのはなかなか難しい。お客さまからも再開を望む声が増えてきているのも事実。ただ、演出に否定的なお客さまのご意見としては、大きなものは衛生的な部分と、使い捨てで環境面での懸念。まずはそこをクリアしたいと考えた」と説明した。
この2日間は試合開始2時間後までに入場した、入場券を持っている観客全員にジェット風船(2個)と専用ポンプを配る。今回の実証実験は、専用のポンプで風船を膨らませることで周囲の飛沫(ひまつ)対策を施す。
同担当者は「お客さまのご意見を聞いた上で、今後、どうしていくか検証したい。あくまで実証実験。必ずしもジェット風船を再開するものではございません。今シーズンは、否定的なお客さまは入場券を購入されている。事前に告知しておけば、どうしても嫌だという方は来られない。ですので、25年のシーズンでの再開は考えておりません。早くても、26年がめど」と話した。
また、球場内に新たに回収ボックスを設置することで、使用済みのジェット風船の回収と再資源化に努める。空気注入部分(笛)の素材に、ペットボトルキャップの再生材を使用し、環境にも配慮する。
甲子園球場は、2021年12月に「廃棄物発生の抑止及びリサイクルの推進」を掲げ、環境に優しい球場を目指している。今回の実証実験では、回収したジェット風船の笛部分は新たなジェット風船の笛部分を成形し、製品化する。
天然ゴム部分は、回収後に風船部分と笛部分を分離し、ゴム製品へのリサイクルやエネルギーとして活用する
テレビで見た阪神の「ジェット風船飛ばし」は、渋谷のスクランブル交差点などと並んで、外国にアピールできる観光資源たりえる光景だったように思う。
単に「風船がたくさん飛んでいる」というものではなく、密度が凄い。無数の風船が互いを押しのけるように浮上する様はサンゴやイソギンチャクの産卵でも見ているようで壮観だった。単に観客が多いだけではなく、風船を飛ばしたい人の割合が高いという事もあると思う。西武がジェット風船飛ばしをやっていた時期もあったが、あの「密度」には及ばなかった。
と持ち上げた上で、やはり復活させるべきではないように思う。理由はやはり衛生面と、後始末の大変さなわけだが。もっとも自分が西武ドームで変な病気に感染したというわけではないが、可能性はあるし、今思うと良く平気でやってたなという気もする。
後始末についてだが、これは風船が球場の外にさえ出なければ対外的な問題はないにしても、他人が膨らませた風船の「口」が接触するのはちょっと怖いし、その辺に散らばるのも美観上どうかとも思う。
散らばったものに関しては掃除すれば良いとして、衛生面を克服するためにはどうすれば良いか。客席に簡易エアコンプレッサーを常備して空気で膨らませるようにするとか。すごいコストがかかりそうだが。今回は「専用ポンプを配布」という事だが、風船の中が空気だと普段と「違う飛び方」にならないだろうか。
ジェット風船ではなくスカイランタンを飛ばすというのはどうだろうか。幻想的過ぎてスポーツに合わない気もするが。あるフェスでは各自のランタンを紐で繋いでおき、自分で回収するようにしたらしい。それならゴミが錯乱する事もないし、同じランタンを使い続ければ経済的でもあるが、他人のランタンと絡まってしまう可能性もある。
さてどうすれば良いか。ちなみにランタンフェスとはこのようなもの。桐生市の広沢球場でもそんなイベントをやっているらしい。