野球場図鑑/横浜スタジアム
【所在地】横浜市中区横浜公園
【両翼】94m
【中堅】118m
【収容人員】35,411人
【アクセス】
JR根岸線、横浜市営地下鉄・関内駅下車
横浜高速鉄道みなとみらい線・日本大通り駅下車
【リンク】
横浜スタジアム
横浜DeNAベイスターズ
横浜DeNAベイスターズの本拠地。プロ野球だけでなく、高校、大学、社会人野球の公式戦が行われる神奈川県のメイン球場でもある。元々は明治7年、居留外国人のクリケットグラウンドとして造られたもので、グラウンドとしての歴史は甲子園球場や神宮球場よりも古い。割と早く野球の試合は行われるようになり、関東大震災を乗り越え「横浜公園球場」として復活。昭和9年にベーブ・ルース、ルー・ゲーリックを擁する大リーグ選抜チームを招き、戦後はそうした事業を記念し「ゲーリック球場」、後に「横浜公園平和野球場」と名を改めた。この間、プロ野球の公式戦も65試合行われている。
昭和53年2月、ベイスターズの前身である大洋ホエールズが川崎から横浜に移転する事を機に一から建て替えられ、横浜スタジアムとして横浜市に寄付された。
その間、ホエールズ~ベイスターズが優勝したのは2024年現在、1998年度の1度きりで、それ以外は概ね長い低迷期を過ごしてきた。観客動員も低迷し、スタジアムの老朽化も問題になり、みなとみらい21にドーム球場を建設などと噂が立った事もあったが、2011年末に球団を買収した(株)ディーエヌエーの熱心な球団運営と、中畑清監督の得難い個性も相まってチーム成績はまださほど上向かないまでも、多くのファンがスタジアムに戻ってきた。
ディーエヌエーがスタジアムの運営会社の株を取得した事も、よりベイスターズの本拠地らしく改修する事への機運を高め、2020年までにひと通りの改修を終えたが、特にスタジアムの印象を変えたのが、両翼の内野と外野を跨ぐ「ウイング席」の増設と、従来のエントランスに被さるように建てられた、個室観覧席やオフィシャルショップを備える「NISSAN STAR SUITES」だろう。現在「横浜スタジアム」の表記はその影に隠れてしまっている。
2021年東京五輪では野球、ソフトボール競技のメイン会場となり、その両方が金メダルを獲得した偉業を称える銘板が設置されている。