【岡山県】県備前局 総合Ｇ野球場再整備計画検討着手
岡山県備前県民局は、岡山県総合グラウンドにある野球場の再整備計画検討業務に着手した。老朽化が顕著な野球場の更新を想定したもので、グラウンド規格や必要機能、観客収容人員の設定など、抜本的な再整備方針を２０２５年３月末までにまとめる予定。
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岡山県総合グラウンドにある野球場とは、マスカットスタジアムが開場するまで岡山県のメイン野球場だった「岡山県野球場」の事。マスカットスタジアム以前はプロ野球の試合も行われたりしていた。
やたら大きい野球場が陸の孤島のような場所にできるというニュースより、昔から市街地にある野球場がリニューアルされるというニュースの方が嬉しい。しかもこの球場の場合、「メイン」の座をマスカットスタジアムに譲って久しいというのが幸いという気がしている。
どういう事かというと、やたら大きくする事より「センスの良い方向」にリニューアルする方向に予算を回せるから。「グラウンド規格や必要機能、観客収容人員の設定など」というくらいだから、それなりに予算をかけたリニューアルを前提していると考えられる。
まだ日本では少ないが、郡山の開成山球場のような「デザイナーズ球場」とも言うべき、道行く人が足を止めて見入ってしまうような、街の新しいランドマークとなるようなモダンなものにして欲しい。周囲を木々が取り囲んでいるのが特徴なので、それを活かしたというか、マッチするような外観が良いと思う。収容数は今の13,000人から減らしてでも、あまりメジャーな試合はマスカットスタジアムに任せ、こっちはマイナーリーグのボールパークを思わせるような楽しげな球場になったら、新球団作ってウエスタンリーグに加盟などという機運につながるかもしれない。
なぜか岡山には、独立リーグのチームができる、という噂すら立った事がない。プロ野球のエクスパンションという話になったとき、個人的にもっとも興味があるのが熊本と京都と岡山だったりする。
阪神ファンが多く、だけど広島に対抗意識がある、と言われる。そういう複雑な精神的土壌に新球団ができたらどういう「化学変化」が起きるかという点が、「空白地帯」に球団ができるよりも余程面白いのだ。
巨人ファンが多い土地に球団を作れ、という話をファンは好む。それによって地元の巨人ファンを翻意させる、という趣旨だが、なぜか阪神ファンの土地に球団を作れ、という人はいない。しかし巨人に対してできる事を阪神にやってはいけないという決まりはない。
週刊誌や夕刊紙レベルでは根拠もなくなぜか「有力」とされる岡山だが、前述のとおり噂が立った事すらない。イースタンリーグとウエスタンリーグのチーム数を合わせる考えがNPBにあるなら、ウエスタンにはあと2枠ある。そういう話が、伝統のスタジアムをリニューアルする話とつながって動いたら面白い。