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リオデジャネイロ旅②目の前で発砲事件
リオデジャネイロ旅②は私が経験した事件?について。
きっと一生忘れないし、色々と考えたし、自分の気持ちを何かに残したいって思ったきっかけになった。ただ、アクション映画とかトラブルとか怖い話が苦手な人は飛ばしてくださいな。
平和なランチタイム
私たちは地元の方も訪れるレストランで、ブラジル料理を食べよう!
せっかくだし窓際どうぞって店員さんが案内してくれました。1人だけ英語が話せる店員さんが…助かったーー(ありがとう!)
周りのお客さんも地元の方が半分、観光客?が半分。結構混んでた。
(ポルトガル語以外が聞こえてこなかったから。ちなみにブラジルは冬休みで国内旅行でリオに訪れている方も多い時期だったそう)
最初にボリーニョ・デ・バカリャウ(鱈のコロッケ)を食べて、フルーツジュース(私はオレンジ)を飲んで美味~~っ話しながら楽しんでいました。
その時、事件は起こった
私たちは窓際に座っていて、横は一方通行の道路。
外にはちょっとした植物(木というの?140cmぐらいの高さの木)が植えられていて、レストラン内から道路は見下ろせるけど道路横の歩道はその植物があるから、レストランから歩道は全ては見えない感じ(伝わるかしら笑)
その時、ボックスカー?がバイク(二人乗り)に対して幅寄せしました。え?そんなに幅寄せしたらバイク転倒するじゃんって思った瞬間、バイクの後ろに乗った男性がその車の窓ガラスを思いっきり叩いたのです。
「あ、転びそうだからやめろ!って思って叩いたのかな。喧嘩?」
バイクは転倒、後ろに乗っていた男性が咄嗟に動いて立ち上がり、同時に車から1人の男性が降りてきて、よく見たら警察でした。
その瞬間・・・
・バイクの後ろに乗っていた男性は左手を上げて、手榴弾を持っていた。
・警察は拳銃を構えた瞬間に発砲。
え・・・・??
何が起きたのかわかりません。パニック。とにかく警察が拳銃を構えて発砲まで、1分もなかったと思う。構えた瞬間を見たのは覚えてる。
だってあの時の警察の顔は一生忘れられないから。
他のお客さんが咄嗟にしゃがんで店内に逃げました。
私たちもその姿を見て即座にしゃがんで、とにかく店内へ。
店員に「奥へ行け!」と言われたので、私たちはトイレへ逃げ込む。
そしたら他のお客さんもいた。
彼女の手にはその時飲んでいただろうコーラを片手に・・・。
このトイレへ逃げ込むまでの時間、本当に数分だったと思う。
一瞬でなにが起きたか、全くわからない。けれども、この数分のことを鮮明に覚えています。その時の周りの空気、表情。
何が起こったのか?
「もう大丈夫だ。出ておいで」
そう店員に言われて、トイレから店内へ戻り何が起こったのか聞いてみた。
・バイクの後ろに乗っていた彼は強盗の犯人で、逃走中だった
・バイクはバイクタクシーだった
・発砲した警察はパトロール中でたまたま犯人を目撃、近くにあった地元民の車両に飛び乗り追っていた
・停止しないので幅寄せをし、転ばせて逮捕する予定だった
・手榴弾を持っていたので犯人の足に発砲
・足を撃たれた犯人はその場で倒れ込み、警察は応援を待っていたがいつ犯人が動くかわからないため警察は引き続き拳銃を構えている
情報量がありすぎるし、あまりにも信じられない状況だった。
店員は私たちに対し本当に手厚く、優しくずっとなだめてくれた。
彼らだって怖いはずだ。周りのお客さんもずっと話しかけてくれた。
ポルトガル語が分からなくて、理解はできなかったことが悔しい。
長くなったので、次へ。