どんな形になるかな? *切り紙ワーク*
今日は手軽に形(平面図形)を学べる”ゆる知育”ワーク【切り紙ワーク】をご紹介します。
切り紙ワークは、ゆる知育に必要な7つ道具で紹介した、ハサミ・折り紙を使います。
子どもは、折り紙のどの色がいいか考えることで色彩感覚が磨かれ、端と端をぴったり揃えて折る&ハサミを使う作業で巧緻性・集中力を高めます。
そして、切った断面を広げたときにどんな形になるか考えることで、想像力が豊かになります。
脳が活性化しまくりです!
それでは、切り紙ワークについて詳しく説明していきます。
切り紙ワークとは
切り紙ワークとは、折り紙を『折って』、一部分を『切って』、『開く』という作業によって、形(模様)を作る知育レクリエーションです。
誰もが子どものころ、一度はやったことありますよね?
子どものころやっていた遊びは、実は立派な知育レクリエーションだったんです✨
どんな形になるか予測させる
この切り紙ワークは、開く前の切り込みを入れた状態で、「どんな形になっているか」を子どもに予測させる知育レクリエーションです。
慣れてきたら、今度は逆にして、すでに出来上がった切り紙を見せて、「どうんな風に切ったらこの形になるかな?」と想像させることも可能です。
とてもシンプルな知育レクリエーションですが、子どもの熱意を引き出しやすく、何度も繰り返すことで「線対称」や「形」の概念が自然と獲得できるようになります。
切り紙ワークで期待できる効果
■学び
・形への理解
・数学的な論理的思考
■変化
・想像力が豊かになる
・物事を俯瞰して観察、行動できるようになる
・細かな作業への耐性がつき、頭と体の連動性が高まる
■社会的スキル
・想像力
・思考力
・巧緻性
・集中力
準備するもの
・折り紙
・ハサミ
・のり
・切り紙の展開前、展開後を数種類
・台紙にするための画用紙
・ごみ箱
事前に切り紙の展開前、展開後を数種類用意しておけば、子どもが切り紙ワークに取り組むときの説明が簡単にできます✨
切り紙ワーク実践手順
①ルール説明:まずは半分に折った状態から
折り紙を半分に折り、その角を全て切ります。
その折り紙を開くと写真のような形になります。
まずは、この変化を「半分に折ってここを切ると、こんな形になるよ」と子どもに見せて、ルールを確認させます。
②切る前、切った後で比較する
事前に用意しておいた展開前、展開後の切り紙を複数見せて、「どれとどれが同じ切り紙でしょう?」とクイズを出します。
子どもが答えたら、「どうしてそう思ったの?」と1つずつ理由を聞いてみましょう。
その後、実際に紙を開いていき、答え合わせをします。
③段階的に折る回数や切る回数を増やす
半分に折った状態で1か所を切った折り紙に変化に、子どもが慣れてきたら、折る回数・切る回数を2回、3回と増やしていきましょう。
また、それにも慣れてきたら、展開後の切り紙を見せて、「この切り紙と同じ切り紙を作れるかな?」と発展的な課題に挑戦させましょう。
④作品作り~片付けまで行う
子どもが作った展開後の切り紙は、画用紙などの台紙に貼って、作品として保存できるようにします。
また、「切り紙でおもしろい形ができないか、色々試してみよう!」と、より発展的なものにしてもよいです。
最後は、切った紙はごみ箱に入れ、片づけもしっかりして終わります。
学びの効果を高めるポイント
学びの効果を高めるポイントは
簡単なものから取り組み、声かけによって「法則性」を意識させること!
いきなり難しい形にするのではなく、まずは簡単なものから取り組み、子どもの「やってみたい!」という気持ちを維持するようにしましょう。
また、どう折ったらどんな形になるか、どう切ったらどんな形になるか、「こことここは同じ形だね」など、子どもが法則を発見しやすくなるよう、声掛けを忘れないようにしましょう!
最後に
切り紙ワークは、シンプルな知育レクリエーションですが、深い学びができ、子どもに人気の知育レクリエーションです!
一見難しそうですが、何度も繰り返すことで、子どもたちはどんどん法則を学び、想像力を高めていきます。
一緒に色々な形を作り、楽しみながら取り組んでみてくださいね✨
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Ran|知育レクリエーションインストラクター
7歳・3歳・1歳の3人育児中のワンオペ多め現役ワーママ。何かと忙しい子育て中のママさんのための、がんばらない知育『ゆる知育』情報を発信中。
ゆる知育コミュニティ立ち上げ予定✨
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