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自分の色

みんなそれぞれ自分の色、スタイル、そんなものがあるのでしょうか。

たまに、インタビューで「自分の色を出していきたいです。」なんて言っている人がいたり。
それが好きなもの、嫌いなもの、得意不得意、信念、志で構成されているのだとしたら十人十色という言葉が存在するのも納得できる気がします。

22歳、自分自身の色がだんだん見えてきたのかなとも思いますが、まだまだ変化がありそうです。

今回私が書きたいのは、自分の色が構成されていくプロセスと、色を見つけていく中での発見について書きたいと思います。


色にもたくさん種類があって、色相、彩度、明度、それぞれ個性があります。
白にも200種類あるみたいだし。笑

性格、生き方、環境、周囲の人たちの影響で自分だけのが構成されていくと考えます。
双子でも兄弟でもそれぞれの色が全く違うように、人の数だけ色があるはずです。
なぜなら自分と全く同じ人生経験をしている人はひとりもこの世に存在しないからです。

大前提、私の考える個人の色の構成プロセスは足し算と引き算の両方です。
全部の色を混ぜたら黒になるようになってしまうので、
それぞれの経験、または周りからの影響で加減されていくシステムです。

生まれ持った性格がベースになる色だと仮定します。
そこから、育った環境によって色が加減され、周りの人間に影響を受けて、加減がおこなわれます。

幼少期の環境や、生まれ持った性格に関しては自分でコントロールできない要素であるためその色味の加減は自分で選ぶことはできません。

ただ、ある程度自立した環境で、周囲の人たちと関わること(学校やチームなどの社会経験)によって個々の色が強く出てきます。


言語化してみます。
色の加算の定義は、吸収。関わる人間から、考え方、行動、信念等の色を自分の色に加えることで自分の色に変化が起きます。
対して減算は、自分の中にあるものを手放したり、他者から影響を受けた中で、自分に不要な要素を排除することにより、自分の「色」を純化または整理するプロセスです。例えば、自分にとって有害だったり不要な信念、習慣、価値観を見直して、それを取り除くことで、本来の自分に戻る、またはよりシンプルで明確な自分に近づくという意味合いになります。

例えば、自分のベースの色が赤色だとして、青色がベースの友達と長く時間を過ごしていくうちに、その人の言動に学ぶことがあったとします。吸収のプロセスで加算が起きて青い色味が自分にも加わりに近い色に変化します。
逆に、尊敬できない部分や反面教師のような場面に出会った場合は減算が起きて自分の色から青味が抜けていくような感覚です。

難しい話をしているようですが、周りにいる人やもの・出来事に学ぶことで簡単に個人の色は変化していくということです。

つまりこれは、自分の信念や志がはっきり固まっていくほど色の変化が少なくなるということでもあります。
”頭が硬い” と言う言葉は自分の色の加減の融通が効きにくいことと同じような意味合いです。

また、同じような色の人が周りにいればいるほど、これも自分自身の色に変化が少なくなるとも言えます。


私自身、これまでの人生でたくさん色の加減を繰り返してきました。
たくさんの人の色を吸収してきましたし、反面教師または失敗経験から引いてきた色もあります。

繰り返し加減をしてみることで得た自分の色がだんだん確立してきたのを実感しています。

自分の色を模索するプロセスの中で発見したのは、時間と共に、周りにいる人たちも同じような色を持った人たちで囲まれていくということです。
もちろん全く同じ色ではありませんが、同系統の色を持った人たちが多くなる気がしています。
自分が赤であれば、オレンジや黄色、暖色を持った人たち。
青であれば、紫や青緑などの寒色を持った人たち。
俗に言う、”類は友を呼ぶ”ってやつです。

一概には言えませんが、同じような考えや志を持った人たちとは同じような色を持っていることが多いように感じます。
経験や生活環境が違うので彩度はもちろん変わってきますが、あくまで大きな括りで見たときに色味が似ている気がします。


一方で、違う色味(暖色、寒色)を持った人とは気が合わないと言うわけではありません。
先ほども説明したように、色が違うからこそお互いに学ぶことがあり、加減のきっかけを与えてくれる貴重な存在です。
色の差異に相性の差はありません。
相手からどれほどの影響を受けるかによって加減の大きさも変わりますし、全ての物事や経験には色の加減のきっかけがあるので幅広い経験をすること、またはいろんな人と交流することに意味があると考えます。

だからこそ、人生において自分の周りの人が与えてくれる影響は大きく、それが直接個人の色・個性に繋がってくることがわかります。


自分の色を見つける良い点はたくさんありますが、何よりも自己理解ができますし、
困難な状況下において立ち直る信念や、自分自身の核となる価値観に立ちかえることができるのが大きな強みです。

みなさんの色はどんな色ですか?

家族、友達、チームメイト、コーチ、先生…etc

どんな人の色を吸収してきましたか?

私も自分の色を探し続けたいですし、常に多少の加減ができる柔軟性も持ち続けたいです。

十人十色!!!

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