永遠の仔
あの頃…はっきりよくわかってなかった。
記憶も曖昧。
だけど、テレビドラマの"永遠の仔"は、確かにわたしの心の深いところを刺してきた。
性のこと、誰も教えてくれなかったな。
今考えたら恐ろしいくらい無知だった。
今は保育園でも、人に見せたり触らせたりしてはいけない場所を教えているというのに。
ある意味悩まずにいられて運が良かった、だけのことなのかもしれない。
定期的に思い出す、具体的ではないけど、
永遠の仔の世界観。
ただただ心の闇…痛さ寂しさ、空っぽで満たされることない虚しさ、どうしようもなく自分に嫌悪感を抱くことしかできない瞬間、、
今回は、なぜ思い出したかというと
ずっとずっと子どものままで、全然おとなになれない自分の思考回路を感じて。
いくら歳を重ねても、息子たちが成人しても、わたしは未熟な、子ども扱いされて守られて心配されて話の中心でいることが当たり前な存在として自分のことを考えてる…
40年も生きてるんだから当然大人側
産んだ子が大きいから大人に決まってる
???
わたしには受け止められない。
なにをしても最後には愛されて当然だ、味方でいてくれるに決まってる、どんなに天邪鬼したって反抗したって、絶対的な存在で居てくれる、そんなものに包まれていたい…
別に何不自由ないフツウの両親が揃ってる、家族はたくさんいて寂しくなく、どちらかと言えばシアワセな家庭に居るんだ、と自分中では思って生きてきた。
でも、、そうじゃなかった。
親も問題ありで未熟な人だったんだね。
そう、、自分の子が思春期を過ぎたくらい、親が70前後になるくらいにようやく気付いても、もう何もできることはない。
ただ自分の、つぎはぎだらけの人生を歩き続けるしかない。
責めたって仕方ない。
今自分が親をしていて、常に一生懸命子どもに向き合ってることだけは確かだから、きっと両親もそうだったと思うから。うまくできなくて歯痒いことだらけでもやるしかないんだ。
わたしは永遠に、子。です。
みんな親はいて、子から始まる。
親になる人もいるけど、子が居ても居なくても、みんな子だったんだ。
ずっと子なのはかわらないんだ。
いつ忘れてオトナになるの?
わたしはなれないと思う。
悪いことじゃないはず、悪いけどわたしはオトナにはなりません。
両親、、自分より上の世代の家族はだいたい順番に移り変わってく(死)
でもね
わたしはまだ求めてる。
守ってくれる存在、どっちへ歩いたらいいか教えてくれる存在。
恋愛じゃ叶わないこの感覚。。