女の朝パート115
2月16日日曜日
女はスタバにいるおんなの事が気になって、
これと言って特別な用事や、暇をもて余している訳でもなかったがスタバに行く事にした。
今日は朝から天気が優れない。
小雨がぱらついたと思ったらいつの間にか止んでいるを繰り返している。
今の所その雨は降っていないが、
最近の天気は割りとコロコロ変わる。
つかみどころがない空。空は能天気この上ない。
だから『お天気』の事を『空』と表現するのだろうか。。
お天気、おてんき、オテンキ。。
声に出し、何度お天気と呟いみても、
お天気と繋がるような事が何も思い浮かばないのは、私の頭が空っぽ、いわゆる能天気→ノー天気、そしてノー空→空っぽじゃない、結果、私は満たされているって事になるからなのか。
しかしどうでも良い。
きっと、なるべくしてなってしまっただけだ。
そして女も、
雨が降ろうと降るまいがおんなに逢いにスタバに行こうと決めたのだろう。
もしこの世の中に、
一度決めると直ぐ行動するタイプと、
そうでない優柔不断なタイプの2つしかないとすれば、
果たして女はどちらのタイプなのだろう?
そして女は自分がどちらのタイプだと自覚しているのだろうか?
ともあれこれもどうでも良い。
きっと白と黒、甲と乙、男と女と決めたがるタイプがいるか、いないかの事なだけ。
送稿しているうちに、女は無事にスタバに到着。
女は店内に足を踏み入れるや否や直ぐにおんなの姿を発見する。
女はそのままレジへ進み珈琲を買うと、
おんなが座っている席へと歩み寄っていく。
静かに、なんの不自然さも感じさせず、完璧な足取りで。
そして女は、おんなの隣に腰を降ろす。
その次の瞬間だった。
おんなは女の突然の訪問に驚いた。
『何でいるの?!』おんなは、頭で考えるより先に、咄嗟に言葉が出る。
珈琲を飲みにきたのよとだけ言い、
貴女の精神状態が正常であるのか心配になってきたとは、言えなかった。
とりあえず、写メを撮るわ。
続く
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