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タカラ~ムの本棚の2019年を振り返る

どうも、間借り本屋『タカラ~ムの本棚』の店主タカラ~ムです。

2020年があけて少し日が経ってしまいましたがあらためまして、新年あけましておめでとうございます。2020年も『タカラ~ムの本棚』をよろしくお願いします。

今回は、2019年の『タカラ~ムの本棚』の活動と店主タカラ~ム個人の活動を振り返ってみます。

『タカラ~ムの本棚』の2019年

選書について

私が、下北沢にあるカフェ『アンソロップ』にある『本屋を旅するBookshop Traveller』に間借り棚を借りたのは、2018年12月からでした。2019年松でちょうど1年ということになります。正直、間借り本屋としての本の売上に関しては、毎月の棚代の方が上回ってしまうことがほとんどで赤字です。ただ、これは最初から想定内でした。儲けようと思って間借り本屋をやっているわけではありませんからね。

間借り本屋をはじめてからこれまでに『タカラ~ムの本棚』で展開した選書テーマは以下のとおりです。

・テーマなし:とにかく店主の好きな海外文学を中心に選書
・美味しい本たち:食や旅に関するエッセイやガイドを中心に選書
・YAを読もう!:エヴァ・イボットソンにハマった店主がオススメの海外YA小説を選書
・動物の本、集めました!:犬、ネコ、馬などなどの小説やエッセイを選書

そもそも『タカラ~ムの本棚』は、「海外文学を中心に店主の好きな本を並べる」というコンセプトではじめました。一応、今でもそのコンセプトはそのままですが、海外文学だけではなく幅広く選書するようになっています。また、最初のうちは選書テーマがアバウトでしたが、後半は「海外YA」や「動物」のように特定のテーマで揃えるようになりました。

初イベント開催

『タカラ~ムの本棚』の2019年最大のトピックスは、イベントの開催です。平凡社から刊行された「夜ふけに読みたい 奇妙なイギリスのおとぎ話」の刊行記念イベントを11月に開催することができました。

もともとは、編訳者のおひとりである和爾桃子さんがご自身のSNSで発信した刊行決定の投稿に対して、「刊行記念のイベントをやりましょう!」とコメントしたことがきっかけでした。そこからトントン拍子に話が進み、

・全国書店での販売開始に先がけて特別先行販売とする。
・ベテラン女優の安井ひろみさんによる作品朗読を行う。

といったことがあっという間に決まっていきました。編訳者の吉澤康子さんと和爾桃子さん、女優の安井ひろみさん、平凡社の下中順平さんには、イベントの企画、集客、参加者へのプレゼントグッズの準備、当日の段取りなどなど、何から何までお世話になりました。おかげでイベントはたくさんのお客さまに参加していただき、書籍の売上も含めて大成功となりました。お世話になった皆さま、ご参加いただいた皆さまにあらためて感謝です。

イベントレポートは過去記事をご参照ください。

台風被災地支援

2019年9月、10月には台風による大きな災害がありました。店主タカラ~ムが暮らす千葉県は特に被害の大きかった地域です。

自分の暮らす場所が、台風の被災地になったことに大きなショックを受けました。幸いにして自分自身には被害がなかったのですが、だからこそ、被害を受けた方たちに何か支援することはできないかと考えました。そこで、9月以降の『タカラ~ムの本棚』の売上全額と11月のイベントの売上の一部を台風15号で被災した千葉県と台風19号で被災した地域に義捐金として寄付することとしました。結果として、

・台風15号被災者義捐金:合計16,000円
・台風19号被災者義捐金:合計16,000円

を日本赤十字社に義捐金として寄付させていただきました。

店主タカラ~ムの2019年

私個人の活動についても少し振り返ってみます。

はじめての海外文学

2019年は、2018年に引き続き『はじめての海外文学』のスタッフとして、主に公式サイトのイベント情報の収集とサイト更新、書評コミュニティサイト「本が好き!」上でのオンライン読書会「はじめての海外文学vol.4応援読書会」(2018年11月~2019年10月)と「はじめての海外文学vol.5応援読書会」(2019年11月~)の主催があります。どこまでフェアの盛り上げに貢献できているかはわかりませんが、少しでも海外文学が読まれるようになってほしいと考えて活動させていただいています。


イベント参加レポートの月イチ連載開始

2019年11月から、書評コミュニティサイト「本が好き!」編集部が開設している本や出版に関する情報サイト「365 book days」で月に一回程度イベント参加レポート記事を書かせていただくようになりました。題して「ブックイベントに行ってみた!」です。

記念すべき第1回レポートは、『はじめての海外文学』が定期的に開催している『はじめての読書会』の番外編となるイベント『はじめての読書会番外編:ドイツミステリこの10年大回顧』のレポートでした。第2回レポートでは、取次会社である八木書店の店売所で開催された『「街灯りとしての本屋」(雷鳥社)重版記念〈僕らの本の仕入れ方~ゆるトーク選書ん(セッション)~〉』の参加レポートを書かせていただいています。

「ブックイベントに行ってみた!」の連載は2020年も月一回程度の頻度で書いていく予定です。すでに1月分と2月分についてはレポートするイベントが決まっています。

2019年の活動をまとめてみると、自分としてもかなり充実した1年だったなと感じます。2020年もたくさん楽しいことにチャレンジしていきたいと思っていますので、引き続き『タカラ~ムの本棚』をよろしくお願いします!

記事を読んでいただきありがとうございます。記事をお読みいただき、応援したい、サポートしたいと思っていただけましたら幸いです。サポートしていただいたお金はさまざまな社会貢献活動に利用させていただきます。