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解読 ボウヤ書店の使命 番外編 

 六月は塊のように物事が起き、とある占星術家が「備忘録だろう」と言った私のこの解読『ボウヤ書店の使命』を書き進めることができなかった。備忘録とは失礼なと憤慨してみたが、今思えばその通りであり、せっせと書いておかないと私に起きた現象を記録することができないと悟った。
 急いで、六月に書き落としてしまったものについて、記録する。

 まず、2023年6月5日。
 冬の間、整備の為に立ち入り禁止となっていた「ピータの森」(←私が名付けているだけ)が立ち入り可能となっていた。

 2023年6月7日。
 意外と近い横浜元町。 一葉式いけ花の展示を拝見いたしました。


 神奈川近代文学館にも立ち寄り、本の芸術家、武井武雄展を拝見。

2023年6月8日。 
アーティゾン美術館で抽象画展。


 2023年6月9日。
 絵画教室で透明水彩絵の具とクレパスを使って製作。窓から見える空が綺麗だったので、その色を画用紙に写し取った。


《ツイッターのメモをそのまま》
 絵画教室の作業台に座ると、驚くほど綺麗な夕空が見えて、刻々と変化しました。絵に色を捉えようとしていたので撮影する事を忘れていましたが、カラスが1羽、高い空を悠然と飛んだのを見て、ああ、カラスが空を作ってくれたのだと思いました。いつも鳥たちが作って眼前に表してくれる。絵の中に鳥が浮かび上がっている。やはりカラスが空を作ったことが絵に現れたのだ。カラスの抽象思考は一言で言うと「愛」でしかない。「知」で傷つけ合う人間界でもがく私に、分かりやすく壮大に贈り物をくれる。その時に「抽象」は生まれる。アーティゾンで抽象画の展覧会を見た事で、上手いと下手の二元思考から脱出したのだ。シュルレアリストとして、新しい技法を創造的に手に入れることができたのが嬉しい。今までは鉛筆か木炭の黒、パステル、それと消しゴムしかなかった。水彩絵具と 白のクレヨン。これで鳥羽根のシリーズを押し進める。アーティゾン美術館でピエール・スーラージュの堂々とした艶やかな黒の作品と、インタビュー動画を見たことが衝撃だった。今音声ガイドに収録された絵を見てみると、カラスの羽根のような黒だ。そういえば昨日、近くの虹屋の庇によく太った立派なカラスが止まって私を見たのだ。

2023年6月10日
 ピータの森でピータが羽根をくれた。そうか、ここの絵だったのかとわかる。


 その後、神保町にある文房堂でオイルパステルを買い足し、絵画教室で描いた絵をさらに瞑想であぶり出しながら描いていくと、白いヒヨコのようなものが浮かび上がった。なるほど。森でピータはこれを描くよと言ったのだろうか。


《ツイッターのメモをそのまま》2023年6月11日
 前に描いた絵の続きだと思う。下の方の真ん中より少し左にピータの真似をして口笛を吹く私が浮かび上がってきた。ピータから見た私らしい。⇒

で、どうしてキツネを出したかというと、この中には実家から送られた子供の頃の思い出が入っていたのを思い出したからだ。⇒⇒オーマイガ! ウリさんのおそるべきパフォ。 色、大きさ、形、そして流入によるアート制作。 びっくり仰天。 このピヨちゃんは一度バスの中で失くして大泣きして、探して取り戻した。五歳くらい。


この中に何か紙が入ってるので、縫い目を少し切って出してみることに。⇒


⇒あ、これで試験合格か!


2023年6月12日
アーティゾンの展覧会を見た後、下のカフェでメモをした中に、「私は具現派を名乗ろう」というのがあり、それは具体派から少し言葉をずらしたものでしたが、意味としてはかなり異なる。具現。⇒⇒描いた絵の中に浮かび上がってきたキャラクターみたいなものを粘土かフェルトで作ろうかなどと考えていましたが、それは既にあった。物質化は前もって過去に用意されていた事になります。究極的レディメイド。私は過去の私、あるいはピータと遊んでいる今の私を掌に乗せた。三蔵法師みたいに、です。⇒具現は具体化や物質化とは異なり、実現化のことで、具体化や物質化との切り分けがある。ピータは雛育てで忙しいのに雨の中ベランダまで来てくれた。大きな白と黒の鳥も横切った。私のマルチスピーシーズへの祈りはこの辺りで少しずつ具現化されているとも言える。⇒⇒私が子供の頃に小さなピヨちゃんに執着して、失くすとひどく泣いて探し出した記憶がありますが、あれは九州のバスの中だった。ハンカチと一緒に失くしたのだったか。両方とも見つかって、それをピヨちゃんだけは母が大事に取っておいてくれて数年前に送ってきたものです。⇒
⇒ヒヨドリはヒーヨヒーヨと鳴く。私はヒヨドリが好きで、その事とピヨちゃんに執着したことは繋がる。フェルトのキツネの中にピヨちゃんは紛れていましたが、それと前回の「異次元から現れた黒の存在が葡萄をワインに変えた」の絵も繋がっていると思える。黄色い家からピヨちゃんは出た。

 ⇑これはヨーガの達成。

2023年6月17日
 MONKEY10周年イベントに行きました。

2023年6月22日
《ツイッターのメモをそのまま》
 ものすごい夢を見た。ビダルサスーンが髪を切ってあげようと言ってきた。切るまでは値段は言わないというので断った。すると1万円だと言うので切ってもらうことにしたら、不思議なテレポートのショーになった。身体が熱い。何か、過去の嫌な悪霊?が浄化された感じがする。 Thank you, Dear!
 
 東京国立近代美術館で『ガウディとサグラダファミリア展』

2023年6月23日
 絵画教室。ガウディ展で入手した絵葉書をコラージュに。ガウディは綺麗なタイルをリサイクルして作ったのだから。

完成。

2023年6月24日
 完成と思ったが補修を忘れていたので補修した。


 立体物も製作しました。エーテルの再生。


 カラスが羽根を差すようにと言いました。


 再生は早い。


 完成しました。カラスの作だな。 御冥福をお祈り致します。


 Dear! According to your advice, I changed the object to no-pain bird by pulling THREE FEATHER and putting rice to the hole. Thanks always.


 
2023年6月28日
今日はカラスの日だったなあ。階段にもツガイで居て、柵を横にチョンチョンと歩く仕草をして見せてくれた。なかなかかわいらしい。

ひとまず、貼り付けただけの備忘録。

ウリさんが指摘された宇宙の石は地球儀のことだろうか。これはコロナ禍が始まったばかりの2020年4月、全く人のいない渋谷を歩いて文化村の美術館に行った時、記念に買った。誰もいない渋谷は恐ろしかった。美術館にもほとんど誰もいなかった。美術館は始まって七日間くらいで閉幕となったので、その短い間に速やかに入手したものだ。あの時の恐ろしさをこの地球儀を見ると今でもありありと思い出せる。コロナよりも、誰もいない渋谷が恐ろしかった。

2020年を振り返っていて、ルイスキャロルの本がどさっと落ちてきて、電球が切れ、みんなを船に乗せる詩が伝授されたことを思い出した。
なんとも胸苦しい月日だった。渋谷に誰もいなかったあの日、文化村で見た写実絵画の襲来展のポスターの女性が美しくて、こんな風に髪を長くしたいと思ったのを覚えています。








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