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共感出来ない想いに哀しみ
先週から公開が始まったキンキーブーツの映画。
2016、2019の当時をご覧の方には特別の想いと覚悟を持って観に行かれているのでは無いでしょうか?
舞台への特別な興味も無く、その存在すら『三浦春馬』という役者を知る事で初めて知ったわたしには計り知れない想いです。
劇場での感動…その日にあったこと…その日に思ったこと…その日を心待ちに踊った気持ち…抱えきれない程の想い出の詰まった作品でしょう…
帰り道に立ち寄った駅やコンビニすら大切な思い出の1シーンなのでしょうね…
羨ましい想い出でもあり…この映画を観ることに依って呼び覚まされる、落ち着いた筈の心を掻き乱されるのでしょうね…
どうか願わくば…寂しく哀しい想い出に塗り替えられないようにされてください。大切な当時の嬉しかった興奮に包まれた想い出のまま持ち続けていて下さい。今回の映画は当時を思い出す切っ掛けになってしまうけれど…貴女方が経験された大切な想い出の再確認…全く違った舞台の観賞だと心に言い聞かせて下さい。その想い出に今回の映画は組み込まずに大切に持ち続けて欲しいです。どんなに望んでももう彼のその舞台を観る事は叶わないのだから、是非大切に守り続けて欲しいです。想い続ける事があの舞台を語り続ける事になるから…いつの日か心が落ち着いた時に、それを知らない私たちに語って下さい。幸せのお裾分けをしてください。今回の映画に依って思い出された感情を…
貴女方の気持ちが分かるなどとは絶対申しません。言えるハズもありません。これこそが本人にしか分からない気持ち…感情なのですから。共感出来ないことがこんなに羨ましいと思った事はありません。
映画をご覧になって当時の日本公演を思い出されたみなさんへ心からエールをおくります。
大切な想い出を胸にしっかりと刻みつけていて下さいと…
今はまだ複雑な心に掻き乱されている貴方へ
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