オタクが進化するヅカオタ
昭和生まれの私にとって宝塚歌劇団とは既にもうそこに存在したものでした。
テレビドラマで見覚えのある有名な女優さんが宝塚出身だなんて話しは普通に聞いて知っていました。
だから興味を持つ以前に常識として存在していたのです。ですから退団されてから華やかに活躍される女優さんの群を抜いた華麗さに宝塚の人かな?なんて知らなくとも想像出来た程でした。
こんな事を言ったら年齢が知れてしまいますが(笑)鳳蘭さんが話題になっていたのが自分の中で一番古い記憶かな?と思います。それ以前の方は既に女優として有名な方たちばかりで…「そうか、宝塚出身なんだ」と言う答え合わせ的な認識です。
多分、歌劇史的に『ベルサイユのばら』が世間でブームになった頃ではないかと思います。テレビのワイドショーでも特集が組まれているのを見た記憶があります。その後大地真央さんがセンセーショナルにデビューされて話題になってからは次々と芸能界の中で華やかに活躍されて来ました。
映画会社所属の銀幕スター(この表現がレトロですが)と対極にいたのが現在でも大御所として知られる名優と謳われる方々が劇団所属出身の俳優さんで在ることは昭和な人たちには周知です。座付きの俳優として活躍されながら映画やテレビの映像の世界でも有名となられてプロダクション所属で広くその活動の場所を後続俳優へも拡げて来られていたのを目にしました。
もともと有名な俳優さんの出身劇団として文学座や俳優座など聞いた事はあっても名前だけと云う感覚でした。劇団四季の人気が出て来た頃からでしょうか?テレビの特集でも舞台を取り上げられる様になったのは…改めてネットで検索して記憶を手繰ろうとしましたが情報が有り過ぎて困難でした(笑)宝塚のベルばらの後にだったと思うので多分キャッツからでしょうか?ブロードウェイミュージカルが話題になっていましたから……一般的に映像中心の芸能界で舞台がその存在感がポピュラーになった手助けをした時代だと思います。人気歌手(アイドル)の榊原郁恵ちゃんがピーターパンに選ばれた時も話題になりましたし、話題の新作の子役が一般オーディションで選ばれて密着取材があっていました(今では有名な女優さんですね)赤毛のアンやアニーなどだったと思います。商業演劇からミュージカルへと時代が移り変わり今では全国に劇場がたくさん在りますね。ストレートプレイ中心に一部の熱心なファン(ご贔屓さん)が正装して通う場所から広く一般的になっていったのは昭和から平成に掛けてミュージカルの影響力は少なからずあったでしょう…大手プロダクションによる興行が盛んになって例え観た事は無くてもタイトルだけは誰もが知っているようになりましたから。40代から60代の世代にとってのミュージカルはそれ以前までの商業演劇に対する舞台とは全く異なる存在だと思われます。(劇団=シェークスピアみたいな古典的なものや前衛的な集団)
そんな世代のわたしですが…環境的に劇場に通う事はありませんでしたから宝塚に対してもマスコミで取り上げられる範疇の知識しか持ち合わせていませんでした。中でもトップスターと言う地位は彼女たちを紹介されるのに元トップスター!と語られますので理解はしていました。そして宝塚に花・月・星・雪に新しく宙組が追加されたニュースも聞きましたし。5つの組の存在とトップスターと云う存在……それが各組ごとに存在している事の認識はありませんでした。今でこそ紹介される時に元○組トップスターと言われてますが以前は宝塚のトップスターとだけ言われていたと思います。ですから、今回ハマるまで組ごとにトップスターが存在することを知りませんでした(汗)お恥ずかしい話し…宝塚の頂点に組を超えた唯一無二のトップスターが居て、その下に組が存在すると思っていたのです^^; 知らないと言うより知ろうとしてなかった故の無知です。
わたしの浅く狭い認識は漫画により形成されています。キャンディ♥キャンディを読んだ時に孤児院の存在を知りイギリス貴族に憧れ…スケバン刑事で少年院に興味を持ち…ガラスの仮面で演劇に興味を持ちました(生憎中学には演劇部はありませんでした)…炎のロマンスでカリブ海の離島の王子さまに憧れ…あさぎ色の伝説で新撰組を好きになり…ベルばらでフランス革命に興味を持ってマリー・アントワネットの事を調べたり…そこから宝塚を知りました。宝塚がモデルの藤田和子さんのライジングは夢中になって読みました♥フィギュアスケートやバレエ…クラシックの知識も全て漫画由来です(槇村さとるさん、有吉京子さん、小野弘夢さん竹宮惠子さんありがとう)
昔住んでいた近所に貸し本屋があって親世代の漫画も読んでましたから人格形成は漫画からされたと言っても過言ではありません。現代で言うオタクとは毛色が違いますが基本的にオタクなんです(笑)漫画以外でも好きな小説家がリスペクトする作家にも興味を持って拡げていったりするのでオタク度が広範囲なんです。神話の世界からゴジラまで何となく知ってますのでオジサン世代とも上手に会話出来る自信あります👍
横道に逸れましたが(笑)興味のド・ストライクが広すぎて知識のレベルが追い付いて無いんですね~
この2ヶ月の間に初めて知った事や、知っていたけど…こう言う事だったんだ!と改めて認識した事がたくさんありました。宝塚、タカラジェンヌと一括に表現されて来た事は知ったらなんて深いんだろう…と驚きの連続です。最近ではネットが発達していて何でもググればWikipediaが立ち上げられて検索する事が出来ます。皆さんが何年、何十年と追い掛けて来られたファン歴史も全てでは無いけれどDVDやBlu-rayで拝見して遡って感動の共有を少しだけ体験出来ます。生の舞台に勝る経験は在りませんが…作品が記録として残されていて何十年経っても観られる幸せは宝塚歌劇団と言う特別な存在が在ればこそです。劇団を卒業されてしまった方の作品も運が良ければ観る事が出来るのですから…改めて宝塚のファンになり、その仕組みの素晴らしさに感服いたしました。外部の舞台などでDVDやパンフレットを欲しいと思ったらそれなりの金額を支払わなければなりませんがシステムが確率されている宝塚では安価に提供されています。安心して皆さんご贔屓の方を応援されているでしょう上演劇場も大小の劇場に東京の劇場だけかと思っていたら各地の劇場を廻る全国ツアーもあって地方のファンも嬉しいと思います。時折、博多座でも公演があるのは知っていましたがそれだけじゃ無かったのだと驚きました。(地方の熱心なファンは遠征するしか機会が無いのだと思ってました)日本のみならず海外にも遠征されていたんですから…全く知らず失礼しました💦
色んな作品に巡り合うたびに詳しく調べてたりするのでオタク度が進化してる気がします。
ハマり出してから集めたものを全て読んだり見たり出来ているワケではありませんが…手が出る範疇の金額であると、気が付けばポチッとしてしまっていて支払い明細に苦笑いしています(;^ω^)
写真集やら雑誌で好きな方の特集が組まれていたら…つい欲しくなりますよね(笑)パンフレットも集めたりしていますが配信など観られるチャンスまでパラパラで我慢すると云う手に入れながら不思議な我慢をしています(• ▽ •;) 映像を見てからパンフを堪能すると言う拘り…映画の時もそうなので💦習性ですね。作品を観たいことが先行してるので雑誌はまだ山積みになってるので重複して買わない様に気を付けようと思います(^_^;)
最近始めた楽しみ方ですが…DVDなどを購入すると宝塚大劇場の千秋楽を録画されているのですが、配信には東京の千秋楽も在ることに気付いて両方を観る様になりました。どこかの記事で東京での公演で演出が変更になったと言うのを見掛けて「そうなんだぁ〜私ぐらいでも気付くかなぁ?」と思ってたので嬉しかったのです!今はエリザベートを片っ端から見ているので記憶がゴッチャになって見比べてもよく分かってないです…台詞の言い回しや演出が各年代、各組によって違うので既に???なんです。私生活でBGMと化してます。仕事中にも配信をイヤフォンで聞きながら時折画面をチラ見してます。クルマのディスクには常に宝塚のライブCDかDVDがセットされていて大音量で再生されています(≧▽≦)
最近では一緒に働く友だちも影響を受けて2人でキャーキャー言ってます。
諸事情により余り遠方までは出掛ける事はできませんが…自分に出来る楽しみ方で愉しんでいきたいと思って卒業されたジェンヌさんたちを追い掛けながら、現役さんも応援したいと思ってます。
今居る場所で、無理の無い応援の仕方で永く応援出来ればいいなと思ってます。こんな年齢になって今更かも知れませんが、幾つになっても応援したい好きな人が居る事はとても素敵なことだと思うので…好きな気持ちを大切にしながら見守っていきたいと願っています。
オタクが更にオタクを進化させてしまうヅカオタになった新米の恥ずかしい無知の告白でした(笑)
長々とお付き合い頂きありがとうございました。
拙い文章への共感やサポートありがとうございますm(_ _)m