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ウマ娘から始める競馬~Part12~

前回はこちら

もはや何の目的で書いているのかわからなくなってきて、このシリーズを書くモチベがかなり低下しギリギリになったりすみません。読んでくれている人が一人でもいると妄想しながらなんとか踏みとどまって今週も書いていこうと思います。

今週は夏のダート大一番、帝王賞にとっても重要となる平安Sや3歳牝馬の頂点を決めるオークスとビッグレースがあります。

特にオークスは白馬のソダシがこの世代の女王の座を揺るぎないものにするのか、それとも他の馬が台頭するのか注目の一戦です!

平安S

平安、という名前に反して歴史は浅く1994年に古馬重賞として創設されました。(一応1986年からオープン戦としては施行されていたようです。)

ただ勝ち馬にはダートの名馬が名を連ねており、フェブラリーSを勝ったエムアイブラン、ジャパンカップダートを制覇したタイムパラドックス、そしてウマ娘にもなったシンコウウインディもこのレースの後にフェブラリーSを制覇しました。


現在ではチュウワウィザード、オメガパフュームと2年連続でこのレースの勝ち馬は大井で行われる帝王賞でも好走しており、帝王賞の前哨戦としても大注目のレースになっています。

出馬表

注目馬

1枠1番ヴェルテックス

母父サクラバクシンオー。常に好走するものの結局3歳の内は未勝利に終わり園田に移籍もした苦労人(馬?)しかし再転入あっさり勝ち上がり、4歳のうちに重賞挑戦までこぎつけました。その末脚は重賞でも通用するか。

1枠2番アルドーレ

アンタレスSでも紹介したオルフェーヴル産駒。前走人気薄ながら5着と復活の糸口は掴めた内容。相手は前走よりも強いものの、3勝クラスを卒業した舞台の中京であれば前走以上の結果も十分期待できるはず。

3枠5番オーヴェルニュ

スマートファルコンの代表産駒。中京で行われる今年の東海Sを勝利しているだけにここは上位争いの一角。父が果たせなかった帝王賞勝利のためにもここは負けられない一戦。

3枠6番ペオース

母父フジキセキ。3勝クラスまで順調に勝ち上がったものの、オープンクラスの厚い壁に阻まれここ2戦は惨敗。とはいえ、3連勝するなど持っている地力はこのメンバーでも劣らないものがあり自分の競馬ができれば決して勝利してもおかしくはないでしょう。

6枠11番マルシュロレーヌ

メジロマックイーンの流れを汲むオルフェーヴル産駒。ダートに転向して才能が一気に開花した砂の女傑。パワーではどうしても牡馬より見劣りする牝馬ですが、この馬であれば勝てる可能性は十分。紅一点ですが、近年の牝馬の強さを砂でも魅せつけられるか。

6枠12番ロードブレス

祖母の父フジキセキ。ダート中距離で常に安定して好走を続ける1頭。マスターフェンサーとともに58kgの斤量を背負いますが今回も好走する可能性は十分。

7枠13番マリオマッハー

ゴールドシップ産駒。こちらもオープンクラスの壁に阻まれているここ2戦ではあるが、間隔を詰めたローテによる疲れもあったかもしれません。パワフルな豪脚はこのメンバーでも決して見劣らないでしょう。


オークス

正式名称としては優駿牝馬。1938年に英オークスを参考に、4歳(現3歳)牝馬限定の阪神優駿牝馬を創設。横浜農林省賞典四歳呼馬(現皐月賞)・東京優駿(日本ダービー)・京都農林省賞典四歳呼馬(現菊花賞)・中山四歳牝馬特別(現桜花賞)とともに日本のクラシック競走のひとつとされています。桜花賞はスピードのある繁殖牝馬を選定目的としていますが、オークスはスピードとスタミナを兼ね備えた繁殖牝馬を選定するためのレースとされています。

ウマ娘アプリのシナリオでもかなり意気込んでいるエアグルーヴは母ダイナカールともども親子制覇を果たしていますし、他にもアドマイヤベガの母ベガやメジロドーベルカワカミプリンセスらが勝利しています。また、岩手でデビューしたユキノビジンは桜花賞に続きオークスでも2着と好走しました。

出馬表

注目馬

1枠2番スルーセブンシーズ

父がメジロマックイーンの流れを汲むドリームジャーニー産駒。馬場が悪かった前走ミモザ賞でも上がり最速で勝利。3戦全て上がり最速を記録しているその自慢の末脚で当代のチャンピオンを狙います。

2枠4番タガノパッション

曾祖母はディクタスストライカことサッカーボーイの全妹でキンイロリョテイことステイゴールドの母としても有名なゴールデンサッシュである日本屈指の良血。3月にデビューと、他の馬達より遅かったデビューを覆すようなポテンシャルでスイートピーSも完勝。母父シンボリクリスエスもNHKマイルカップで2着のソングライン、ヴィクトリアマイルで2着のランブリングアレー3着のマジックキャッスルと絶好の流れだけに一気に世代の女王まで上り詰めてもおかしくはない存在。

3枠5番クールキャット

フラワーC、フローラSでも紹介したメジロ牝系グラスワンダーの孫。東京向きの適性を遺憾なく発揮し、フローラSを完勝。前哨戦の勢いそのままに世代の頂点を狙います。ちなみに、今週の大きな話題となった星野源さんは、デレマスの猫キャラこと、前川みくの大ファンです。

5枠9番ユーバーレーベン

ウマ娘ファンの期待を背負うゴールドシップ産駒。詰めの甘さはあるものの、世代屈指の実力を誇りますし、その地力はトライアルレースより流れが厳しくなるGⅠ向きでしょう。去年のオークスでは13番人気ながら3着と健闘したウインキートスがいただけに、ここでゴルシ産駒初のGⅠ勝利となるかもしれません。

6枠12番ミヤビハイディ

スペシャルウィークの流れを汲むエピファネイア産駒。父と母父は今年の皐月賞馬エフフォーリアと同じであり、そのポテンシャルは前走上がり最速の33.5秒というタイムにも現れました。その自慢の末脚は間違いなく東京コースにも向くので軽視してはいけない1頭。

7枠14番ストライプ

母にエアグルーヴをもつルーラーシップの産駒。デビューしてからマイル以下しか使っていないため距離不安はどうしても拭えませんが、左回りでは2勝しており、そこの部分では間違いなく桜花賞よりプラスになることは間違いないでしょう。

8枠17番スライリー

メジロマックイーンの流れを汲むオルフェーヴル産駒。父オルフェーヴル、母父ディープインパクトと2頭の三冠馬の血が流れるだけにクラシックの舞台ではその血が騒ぐかもしれません。前走フローラSのように緩い流れになれば間違いなくチャンスが巡ってくるでしょう。

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