建築環境工学の歴史ってどんな感じ(簡単に)調べてた(みようかな)
はじめに
私(かば)は、建築の所謂環境系の仕事に携わっています。情報技術が発達した現代において、建築環境に関しては、Rhinoceros/GrasshopperなどのCAD上でパラメトリックにシミュレーションを実施することができるものも増えてきており、環境設計の民主化がかなり進んでいるように思います。そんな中で「評価指標の値の適切な解釈がわからない」などとしばしば議論されているのが散見されます。個人的にも評価指標の成り立ちや算出過程をしっかり理解し、シミュレーションを行うことはもちろん大切だと思います。しかし、特に私の中の課題としてあるのは、現実世界の(建築)環境の良否をどの程度自分の尺度で判断できるかという点です。例えば、「40dBの500Hzの純音」に対して、その数値の大小から割と低い音でそんな大きな音ではないなとある程度予測を立てることはできても、その音を自分の実感としてこんな音だなとリアルに予想できる人は(私を含め)それほど多くはないと思います。
そもそも建築における環境というのは、自分の身体と常に接している部分ですので、自分の実感として設計をすることが本来あるべき姿ではないでしょうか。恥ずかしながら、私はその感覚が不足している気がします…。
みたいなことを、ふと思ったので、そもそも環境工学ってどういった背景から体系化されるに至ったのか。環境工学の簡単な変遷を辿ってみようと思います。
って思ったけど疲れたので、今後に乞うご期待。