教師159日目~教師の役割~
スケジュール
8:00~8:30 雑務
8:30~8:40 職員会議
8:40~8:50 ST
8:50~9:40 授業
9:50~10:40 初任研
10:50~11:40 授業
11:40~12:00 昼食
12:00~12:40 教材研究
12:40~13:00 初任研レポート作成
13:00~13:20 質問対応
13:20~14:10 授業
14:20~15:10 授業
15:10~15:25 掃除
15:25~15:30 ST
15:30~16:30 質問対応
16:30~18:00 部活動
18:00~18:30 教材研究
今日はほとんどテスト返却だったので、比較的楽な1日だった。
ほとんどの授業をテスト返却とテストに関する雑談で終えた。
昨日書いたように武田塾のコンセプトを作り上げた考え方の話と合わせて自分で手を動かして頭を使わないと出来るようにならないという話をした。
ここからは昨日は詳しく書けなかった武田塾の僕の考えと合わないところを書いていく。
まずは受験という面で考えていくと、独学でやれる範囲は良いが参考書を読んでも納得出来ないところや分かった気になってしまうところがあるだろう。
そこをチューターの人が埋めてくれるという発想なわけだが、果たしてチューターの人はどこまで専門性を持ってそれをやっているのだろう?
恐らく、大学生のアルバイトが半数以上だということを考えると生徒の質問にきちんと答えて、実はここが分かっていないと指摘出来るチューターは数えるほどしか居ないだろう。
そうであるならば、個別指導とは名ばかりのものになっているのではないだろうか。
次に受験以外の面で言うと、やはり集団の中での行動の学習や他の生徒との関わり合いのなかで起きる化学反応みたいなものが起こりにくいことがデメリットとして挙げられる。
全生徒に社会で生きていく為に学ばせたい力の1つに集団のなかで活躍する力というものがある。
これは何かを成し遂げるために誰かを巻き込んだり、チームで何かを作り上げる経験からしか身に付かない。
これは学級のような大人数が集まって、集団を形成するような場がなければ育てることは出来ない。
また、他の人の勉強量に触発されて勉強するようになったり、他の人に勉強を教えることで自分の理解が深まっていくことだったりが個別指導では起こりにくい。
これは武田塾でも交流できる場が用意されているのかもしれないが、接点がない人同士が繋がることはなかなかに難しい。
このような受験面でのデメリットと社会の一員として必要な力を育成するという面でのデメリットは学校でこそ取り除ける。
塾に行くことは悪いことではないし(僕も塾に通っていたかつ塾が好きだったのでどちらかというと肯定派)、自分に合うやり方でやっていけば良いとは思うが最も長い時間を過ごす学校をないがしろにする生徒は時間の無駄遣いをしているという点で非効率的だと思う。
授業中の内職も今思えば集中しにくく非効率なので、授業はきちんと大切にし、学校外の時間で塾、自習のバランスを取ることが一番効率が良い。
僕が高校生の時は塾ですごい量の授業を受けて、学校の授業を中途半端に受けつつ演習も授業中に中途半端に行ってしまっていた。
それならば学校の授業に集中し、塾の授業は最低限にしてもっと自分で演習する時間を確保すれば良かったなと思う。
今の教師になった立場で思うことは、塾で授業を受けなくても良いと思ってもらえるくらいの授業を提供しなければならないなということ。
塾の講師と比較しても負けないくらいの授業を目指してやっていく。
まず、授業で勝負するのはもちろんのこと、塾や参考書、動画では出来ない日常生活を通した指導力も向上させて、きちんと目標を定めてそこに向けて自分の力で進んでいくことが出来るようにサポートする。
そして、僕の授業、自分での演習、この2つで志望大学に合格してもらいたい。
その為にまず1年のうちから自分で演習する習慣をつけさせること、それでも分からなければ何が分からないかを明確にしたうえで質問に来る習慣をつけさせることをやっていきたい。
終わり。