教師98日目~校長面談~
スケジュール
8:30~8:40 職員会議
8:40~8:50 ST
8:50~9:35 授業
9:45~10:30 授業
10:40~11:30 時間割調整
11:30~12:10 初任研レポート作成
12:10~13:00 昼食&休憩
13:00~13:30 時間割調整
13:30~14:00 校長面談
14:00~14:40 時間割調整
14:50~15:35 授業
15:35~15:50 掃除
15:50~16:00 ST
16:00~17:30 Excelシート作成
今日は部活動がないのでほぼ定時退勤。
それに加えて、校長面談で土日祝日の部活動参加は厳しいという旨を伝えられたのでここからまたさらに土日祝日はしっかりと休む路線でいこうと思う。
伝えることにはきちんと伝えたが、校長の反応はまずまずだった。
校長としては管理職や主任の先生など一部の人に仕事が偏っていることを気にしていた。
そこで、主任や管理職はすごく忙しそうだということを伝えると僕自身のキャリアプランについて聞かれた。
少し前の僕なら校長になって、教員の労働環境を改善したいと真っ先に言っただろうが今回はその思いはありつつも校長になって労働環境を変えるために主任・管理職になって忙しくなることに耐えねばならないのは本末転倒なので今はまず自分の労働環境を改善する方が先で教師の労働環境改善はその先だと伝えた。
何も考えずに理想を目指して突っ走っていた学生時代と比べると現実を知って大人になったというのかあの時のギラギラ感をなくして丸くなったと言うのか、嬉しいような悲しいような不思議な気持ちだった。
でもこれが本音で、自分の労働環境を改善することで少しでもまわりに影響を与えていきたいし、結局自分が苦労して役職を上げて労働環境を改善しようとしてもいざその時になったら環境に染まりすぎてそんな志をなくしている気がする。
もし、持っていたとしてもそれが叶わぬ夢だと気付いた時の絶望感が凄そうだ。
どれだけ頑張っても役職が上がらないこともあるだろうし、役職が上がっても悲願を達成出来ないこともあるだろう。
そうなったときに今までの人生は何だったのだろうと思わないように今を大切に生きたい。
来年のことを言うと鬼が笑うなら30年後の話をしたら鬼が大爆笑するだろう。
結局、今を精一杯生きることの積み重ねでしか未来は作れない。
大きなビジョンは持ちながらも今を大切に精一杯生きたい。
そんな話を校長にしたところ校長として何かを一気に無くすのは簡単なことではないということ、自分の環境改善だけでなく全員の環境を改善することを目指して欲しいこと、校長になるためのルートは1つではなく労働環境を変える手段も1つではないことが伝えられた。
全てが至極真っ当なことに聞こえたが、それと同時に八方塞がりな感覚を覚えた。
校長になってもまわりとの関係性からドラスティックな改革は出来ない(ここには自分が矢面に立って改革する覚悟を持てばどうにかなるかもしれないわずかな可能性が残る)。
校長になるためには主任・教頭というくそ忙しい仕事をするか教育委員会というこれまたくそ忙しい仕事をするしかない。
さらに教育委員会に行くならそれなりの実績が必要なので、結局忙しなく働くしかない。
そう思うと、やはりやり方は2つしかない。
・仕事と割りきって、自分のやりたいことだけやり、制度が変わるのをただ待つ。
・斉藤ひでみさんみたく、矢面に立って活動し教育委員会に働きかけていく。
自分がどうなりたいか他に手段はないか再度考えていきたい。
今回の校長面談では僕の意見をきちんと伝えられたこと、労働環境改善は一筋縄ではいかなそうなことを感じられたことが大きな収穫だと思う。
他にも教育公務員として勤務時間外の行動も多大な制限を受けることには多少の違和感があることも伝えた。
教師だからと言って、自分のプライベートな時間まで制限されて何かあれば録画や録音をされるのではたまったものではない。
サラリーマンが職場を離れれば一般人なのと同様に教師でも職場を離れれば一個人である。
お互いに監視し合って、縛り合っても誰も得しないのでお互いに自由を相互承認し合う社会を作りたいし、そんな大人を育てたいと心から思った。
終わり。
教師の労働の実態について書いています。 忙しいなかでも投稿する励みになりますので、良ければサポートのほどよろしくお願いします! 一緒に教師を今よりもっと魅力ある職業にしていきましょう。