マツバボタン…幸せになってくれ………
偉い先輩に闇深女テロされたので感想を出力します。
雑に取り込んだ癖に考え込みすぎて良くわかんなくなっていますが………………
話の対象であるフラワーナイトガールのマツバボタンについては下記ののnoteを確認してください。
映像、ありがとうございました。
良いもの見れました。
それはそうと、
エッチですね。
感想
思ったよりガチのガチでびっくりしました。
平時の語彙に対して、特定の言い回しのときに幼さを感じさせるとことか凄く良かったです。
父親が大好きという発言の時点でひっくり返りました。
ある異常な条件下で成長することで認知・思考等に歪みが出るタイプのキャラ作り、大好物です。その中でもマツバボタンはかなり上手く一捻りされていて嬉しくなりました。
考えたこと
表面的には表現の歪み。ネガティブなワードを用いることが出来ない。「嫌い」を「好きではない」、「苦手」を「得意じゃない」でしか表現できない。
この時点で毒親設定から出す歪みとして面白いです。毒親の教育が上手くいってるパターンは傍から見たら洗脳のようで怖くて面白い。
その上でただ表現できないだけじゃない、認知の歪みがあるのが良い。
父親に対する感情は他の感情と違って、「ネガティブな表現が出来ない」のではなく「ネガティブな認知が出来ない」ような気がする。他のモノには「嫌い」と思って言えなくても「好きじゃない」と置き換えて表現していて。
けれど父親については逃げ出してすらいるのに好きじゃないと表現されない。寧ろそれでも「お父さんが大好き」と言うんです。彼女は父親に対する自らの感情を「表現できていない。」のではなく「分かっていない」のかなと考えたりした。その理由は判断基準を父親のモノにしているからかなと思いました。
彼女は好きという言葉、ひいては「好ましいと思うこと」の基準が父親に過度に依存していました。多分。
父親が「彼女がそれを好きであること」を好ましく思うなら、彼女はそれを好きだと表現するのです。いくつかそれっぽい描写があったので………。
「お父さんが大好き」な理由は理由を尋ねられたときの発言から「お父さんが好きな言葉だから言う」ってロジックで本当の感情とは離れたところで「好き」という言葉が使われてると分かるんですよ。ここでの父親への「好き」という言葉は自らが好ましいと思うから用いられているのではなく、父親が「彼女がそう言うことが好ましい」から用いられている単語でしか無い。
彼女の「好き」の基準は父親が決めていたんです。
つまり彼女は判断の基準を狂った人間に一任してしまったので、判断が狂ってる事に気付けないんですよね。
類型として父親の行為の異常性に気付けないのは、父親の行為が正しいと父親が定義したからと考えられる、かも……口に出す言葉の制限とか書き取りとかさせてくる親を嫌いにならないのは、そういった異常な価値判断基準からくる認知の歪みなのかも…?。
これと同じパターンの描写はセリフ集にもありました。
星空みたいなゼリー……可愛くて、美味しくて、いっぱい大好きです。……はい、こういうお菓子……好きです。
お父さんが「可愛いお菓子を好きになりなさい」って、教えてくれましたから。
父親の提示した「好き」の基準をそのまま使用している展開ですね。
で、救いがあるかって話なんですが。
バリバリあるでしょう。キャラクエ最後のモノローグの通り、彼女は団長や師匠の庇護のもと、父親によって作られた歪みをゆっくり治していくフェーズにいます。
特に「好き」の基準についてはマツバボタンが団長の事を好きになる過程で、確立することが出来たのではないかと。ここ好感度システムが上手く効いてきてる気がして凄いなって思います。
会話③
(好感度75~100%) 足が、前に出るようになりました。団長さんにだけ……前に出るんです。
少しなら触れることも、ちゃんと……。どうして、なんでしょう? 他の男の人と、一緒じゃありません。
……わかりません。わかりません……でも、なんだか……あったかいです。これ、好きです、私。
わからないけど好き、父親の決めた好きとは違いそうですね。
エッチなシーンとかもこの辺絡むんでしょうか。知りませんが………………
それ以外に師匠も彼女が彼女自身の「好き」の基準を確立する事を目的として動いているフシがありそうです。
ホワイトデー②お師匠様が、お返し、くださいました。けど……不思議なんです。甘いお菓子じゃなくて……酸っぱかったり、辛かったり、いろんな味の食べ物で。
それで、本当に好きだったものを取り戻しなさいって、そうおっしゃって……。一体、どういうことなんでしょう……?
師匠、いい人やな……………
その甲斐あってか季節セリフでは彼女自身の趣味志向による「好き」があって嬉しくなりました。
夏② 団長さんと、アイス……いっぱい、いっぱい美味しいです。
甘いもの好きですし、好きな人と好きなもの食べるの……とってもとっても、いっぱい嬉しいです。えへへ♪
春①春は、たくさん好きです。みんなが笑顔になって、明るくなります。あったかい感じ……とっても、気持ちいいです。
残りのネガティブなワードを使えない表現の歪みは、いつか解決されるんじゃないですかね、バージョン違い出たときにでも。わかんないけど。
あとセリフ集みてて思ったんですが、そもそも他者に依存しがちな気配が凄いですね。
いい子になる事への固執とか褒めてもらおうとするとか。
これも父親に気に入られようとしていた頃の関係があったりするんでしょうか。
個人的には懐くほどバカ依存してくる女大好きなので嬉しいです😄(何?)
もうマジメなことかけないので終わりにします。
ありがとうございました。