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森とブロックチェーン(9)
前回までの話はこちらのマガジンから
ラサと学士はドイツの森の中にあるお城にいる。ワインと工作員20名に囲まれてしまった。もうこのまま殺されると思っていたのだがワインのスマフォが鳴った。
ワインは驚愕の声を出しながら了解しました。といって電話を切った。
彼は無言で工作員と共に黒いドイツの森の中に消えていった。その後、何台かのヘリの音がした。
その後、ラサのiPhoneにメッセージが入ってた。億ラビットくんからだ。
なんだか想定内ではある気がするこの展開。
億ラビットくんは実力行使をするために仕方なく物理的にアメリカに行ったとのこと。やっぱり相手は彼だろうか。CIAの動きについてはもう2週間まえから感づいていたとのこと。
ラサに億ラビットくんはどんな感じなのか聞いたがラサ自信も本人にはあったことないようだ。部下の誰も会ったことがない。信じられないが本当みたいだ。誰も彼がどこにいるかわからない。
700億円をどうすればいいのかな?億ラビットくんは迷惑料だから学士くんが好きにすればいいよと言ってた。
数百億円って確かに我々にとっては高額なのは確かだが、国家や国際企業にとっては微々たる金額だ。それで何かがおかしくなることもない。ちょっと豪華な映画作ったらなくなってしまう。CIAにとっても微々たるお金だということだ。
落ち着いたので新しく作ったウォレットをラサからPCを借りて開いてみた。
0 ETH
...
あれ。無いや。
...
あっ。そうか。ウォレットの操作はマミの家のPCでやったんだ。もう全部抜かれちゃったか。。。ははは。いい夢見た気がする。
マミはあのお金を何に使うのだろう。CIAに渡すのか自分で使うのか。
僕はラサと別れ日本に帰った。
また養蜂家としての日常に戻った。相変わらずtwitterやALISで仲間たちと僕は仮想通貨とプログラミング談義を楽しんでいる。
ある日
DMがmamiという宛名から
文面は…
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f729731ec8e2c81a334fser9d12f686871d8cd99ba16fi895a84cc7f4b1d937a
silks repeats tender
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350億円相当のETHだ。
そしてこの単語は...
僕はマルタへとんだ。
おわり