森とブロックチェーン(3)
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学士は軽トラで東京に向かう途中でtwitterのDMで仮想通貨の同志たちに連絡を入れた。誰でもいい返事がほしい。一人はやはり不安だ。
といいつつ財布は森にはもっていってない。この軽トラは森での作業用なのでETCもついていない。高速の使えないかれはぐるっと東京湾を周り東京への道を進んでいった。
全然連絡が帰ってこない。携帯の電話番号も知らないのでtwitterで連絡がとれないと僕は誰を頼ればいいのだ。。。
ALISの仲間の顔は浮かぶ。でも携帯番号もLineもメールアドレスもわからない。
仮想通貨の勉強会仲間の顔も浮かぶがtwitterの繋がりだ。
とうとう彼は東京についた。
彼は都心の少し前のイオンモールの立体駐車場の奥に車を止めた。都心の駐車場は有料だ。金はない。ここで少し作戦を練ろう
にしても今日に限って連絡がまったくない。なぜだ。タイムラインにも彼らのコメントがない。あのやたらつぶやくはるか先生も今日はつぶやいていない。
ちくしょう。
どうすれば。。。
あっ。
かれは大学の同級生だったマミを思い出した。数少ない女性の友人だ。彼女は少し癖のある学士とも思わず気があったのだ。彼女は哲学者というより実践者ではあるのだけど学士の話をよく楽しそうな顔できいてくれたのを思い出した。
一度だけサークルの皆で海にいったな。マミさんは可愛かった。。学士は大学時代マミのことが好きだった。当たり前だ。俺の話をあんなに楽しそうに聞ける女性なんてマミ以外いなかったのだから。
twitterではつながってないのだけど電話番号なら知ってる。
もう10年も会ってない。でも電話しよう。
ぷるる。彼は電話をした
続く
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