森とブロックチェーン(2)
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5,033,260ETH
この数字がPCの前の学士に重くのしかかる。タダの数字ではない。学士はこのイーサリアムという仮想通貨を好きなように売ることだってどこかに送金することだってできるのだ。
ただ、怪しすぎる。一体誰が送ってきたのだ。twitterの送信元を確認してみたが特に手がかりのあるような痕跡は見つからなかった。
彼はどうすればいいかわからないまま放置をして数日が過ぎた。また彼はふとそのアドレスの残高を確認した。
7,063,550ETH
ふ・増えている。さすがにこの増え方は異常だ。200億円ほど増えているのだ。さすがの学士も誰かに相談したくなった。
彼の友人で一番こういうやばいことに詳しい人と言えばやっぱり億ラビットくんだろう。
さすがにDiscordなどの誰でも覗けるところで相談するのは怖かったので彼は、億ラビットくんにDMをした。
億ラビットくんはベルリンに住んでいるので日本の朝の時間には捕まらない。しょうがないのでひと仕事、養蜂家としての責務を果たしてから彼と話すことにしよう。
と彼が森に入っていくと
バーーーーーーン
後ろのほうで大きな音がする。
マジか!!!
家が爆発しとる。。。。
どう考えたって俺はなにかまずい事件に巻き込まれている。
逃げるか。
どこへ逃げる。
彼はとりあえず森を降り軽トラで東京に向かった。東京であれば人混みに紛れられるし仮想通貨の同志も多い。なんとかなるだろう。
幸いなことにスマフォはポケットに入っていた。連絡も取れるはずだ。
続く
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