【ズボラ自戦記・反省会】通信将棋VS常盤台メイ⑥~VSノーマル石田流~
はじめに
ご厚意で指していただいているメイド先生とのお将棋を振り返っていきます。恒例になりましたけど、毎回新しい学びがありとても有難いです。
今回は、お相手に合わせて(返し忘れを除き)一手一日ペース。
通算戦績は良いですが、それもこれも考えている時間の違い。
考慮時間+棋風もあり、力量自体にそこまでの差を感じていませんでした。
今回、その差は少し詰まって私の方でも怪しい部分があったので、ポイントを振り返っていきたいと思います。
戦型選択について
ノーマル石田流はもっと早く遭遇すると思っていました。
対して、私には某AJSI先生の石田流対策△65歩があり、若干ペースを掴むことが出来ました。(元記事がすぐ見つからないのでそれっぽい動画を貼る)
対石田流が苦手で、△65歩策+金での抑え込みを勉強していたのですが、今回は初の本格投入になりました。
(メイド先生は的確に苦手そうなところを狙ってくださるので、苦手克服にいつも助かっています)
ちょっと掴んだコツ①金か銀か
(△+200と△+300くらいの差)
ちょっと掴んだコツ②意外と角交換はアリ
ちょっと掴んだコツ③82も84もダメなら83
気にしていた仕掛け
緩手連発
現れなかった鬼手
91馬を55に引くものと考えていたところに▲64馬!
この手を見たとき、読むほど青ざめた筋が……▲52金捨て
すぐに見えたものの、駒損からさらなる金捨てということや形勢評価から非常に軽視しており、もし実戦で現れたら苦戦・負けも覚悟しました。
幸いにも本譜で出現せず、感想戦での指摘もなかったので、命拾いします。
▲54香に対して△48金打で詰めろ! という主張をしようにも△39銀から詰められず(本当は△38金から長手数ですが詰み)非常に悩んでいました。
感覚的・ソフト的にもこれだけの差がついているのに、すぐ劣勢~負けになってしまう局面が来ることに将棋の怖さを感じました。
後手評価+2000の局面なので勝ち方は一応複数ありますが、明快なものは一つだけ。
△49龍▲同金△78飛に適当な合い駒が無く、▲58歩△同金くらいで先手に手番がわたることはありませんでした。(時間があっても見えなかった、弱い……)
さいごに
今回もしっかり石田流の勉強になってしまいました……。
最近の目標はお相手を5日フルで悩ませること。
棋風の相性……というよりも戦型選択じゃんけんでこちら側に良くなることが多く、時間をかけるのでペースを譲らず勝ち切るような将棋になりやすいです。ある種、悩む甲斐もないかもしれませんね。
ただ、ある程度使える戦法を消費させてきた気がしますし、戦型選択やそこからの駆け引きなどでうんうん唸らせてやりたい……!
この対局の反省を胸に、より一層頑張っていきます。
改めて今回も対局ありがとうございました。