ウォーズ四段の余談<庭Ⅰ>
スキの反対は?
望まれた答えは”嫌い”か”無関心”の二択。
でも、レールに載せられるのはご寛恕願いまして。
わたしの答えは、”刈り込み”。
公園の躑躅が綺麗に切り揃えられている、刈り込み(剪定)です。
チェーンソーで育ちすぎた枝や、大きくなり過ぎた面を一気に小さく形を整える。
対して、透かし(透き)剪定は不要な枝を根元から一本一本鋏で切る方法です。
不要枝を切り、樹形を整え、将来を自分で細かくデザインできるのが魅力。
躑躅や皐月は生命力が高く、刈り込みによく耐えてくれます。
でも、中を探ってみると枯れた枝が込み入って風通しが悪くなっていたり、健康な発育を妨げていたり。だから、暇さえあれば剪定鋏片手に庭の散歩。
緑に触れて癒しを感じる。すっかり老けてしまいました。
植物は寡黙でシャイですが、愛情を注げば注ぐほど応えてくれ……ます(結構放置しがち、ごめんね)
一律に表面をなぞる”刈り込み”と、深いところに分け入る”透かし”。使い分けではありますけど、わたしは透きがスキ。人間関係も同じなのかなと。
今年も広いお庭に剪定が間に合わず、造園(増援)の方にお願いしました。
刈り込むところは刈り込んで、透くところも手早く豪胆に。
趣味レベルですが、勉強になるところはいっぱいで。
「すきの反対は?」「刈り込み」
みなさんも使っていいですよ。
クレジットさえ入れていただければ、なんて。
スキあっていきましょう。
そろそろ、紫陽花の剪定に取り掛からないと。
梅雨のじめじめ、スッキリ晴らして。