間違えるなとは言わないが覚えてくれ。
我が名はシタツンガ。
よく鹿などに間違われるが、全く別物なのだとこの場を借りてお伝えしたい。
そもそも鹿はシカ科だが、我々シタツンガがウシ科だ。
その時点で全く違うのだ。
今日もまた私を鹿と勘違いしている人間がきた。
もう慣れっこではあるが、そういう人間には近づいてやらないと決めている。
なんなら一瞥くれてやる。
しかしながら、私はオスだからまだ良いがメスだと確かに鹿と間違えそうになる。
私であっても一瞬鹿なのかシタツンガなのかわからなくなる時がある。
きっとそれは体調によっての話だろうからしょうがないのだ。
しかし、オスはそもそも色が違うだろうに。
なんだ?角が鹿に思わせるのか?
そんなこと言ったらオリックスを見て鹿だ!と思うのか?
絶対思わないよな。あいつもウシ科だから。
なのに私たちシタツンガ(特にメス)は鹿に間違われやすいのだ。
そもそもの話をして良いか?
誰がシタツンガと名付けたのだ?
なんとも言い難い名前だ。
よく姿を見てから名前をつけてほしいものだ。
我々のどこにシタツンガ感があるのだ。
もう少し呼びやすい名前や覚えやすい名前にしてくれれば、
我々シタツンガ協会も人間に対して周知できるというのに。
ここでこの記事を読んでいるあなたにシタツンガ情報をお教えしよう。
それにより少しでもシタツンガを知って帰ってもらえ本望である。
我々シタツンガは鹿と違い群れでは行動をしない。
基本は単独かペアで行動をする。
この時点でも鹿とは別物だとわかるだろう。
なんてったってシカ科とウシ科の違いがあるのだから。
今日は気分がいいからもう1つ情報をくれてやろう。
その代わり帰る時に必ず心の中で1度「シタツンガ」と呟くように。
我々は危険を感じた時、他の草食動物同様走って逃げる。
しかし、状況によって我々は水に飛び込むのだ。
そして水中では鼻先だけを水面から出し、敵が去るのを待つ。
日本という国では忍者という特異な存在がいると聞く。
彼らは水面に竹筒を出し呼吸をして忍ぶと聞いたことがあるのが
私はその話を聞いた時、とてもシンパシーを感じた。
彼ら忍者はシタツンガであり、我らシタツンガは忍者なのだ。
そういう意味では、日本とは何か縁があるのかもしれない。
しかし、未だに鹿と間違える人間は多い。
しっかりと我々シタツンガ協会は布教活動をしっかりしていかなくては。
そう思う今日この頃なのだ。
さぁ、皆さん。
心の中で唱えましょう。
「シタツンガ」