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幼なじみの 伝わり切らなかったこと

こんにちあ、相変わらずラムファイターです。
いよいよ明日3年ぶりとなるmusic videoが公開されます。楽しみと見てくれるかの不安でぐちゃぐちゃでつい最近まで死ぬほど堕ちてました。
人のせいで苦しいのに人に会うと紛れるのは自分の負のエネルギーを少し相手に背負わせてるからなのかなと思いました。
でもともきくんの脚本のもと、友だちのカメノに出てもらい一切妥協の無い作品になりました。にこり
では、本題へ

目次
.概要
.前提
.アジ子
.ミニ小説

概要,
映像は映画のような仕上がりにしたく、プッシュくんヅテに知り合ったともきくんに依頼しました。出てくれるアジ子役も俺と関係性が無い人は絶対嫌で、何処までも作品が気持ち悪くなるようにしたくてカメノに頼みました。
スタジオはお馴染みのhlgb studioのDa.Iさん、初めてスタイリストを頼んでみて普段着ない服着せてくれたしょうたくん、タイトルロゴは盟友シックスメイデップ。

前提,
独りよがりじゃ意味無いと思ってます。俺に起きた事実だけを書いても余白が無くて聴いてくれる人の入る隙間が無いっていうか。
あなたが聴いて「うわこれ自分のことやん」みたいな、そうなったら俺は一番気持ちいい、感情を動かせた証拠や。
だから全部が事実じゃなくて毎回少しだけ虚構を入れるようにしてます。細部は全て事実で枠組みだけフィクションみたいな
そうして緩んだ懐に重たい事実を突き付けて抉れば俺のこと忘れられんのちゃうかと思って。
聴いてる最中にどんどん涙込み上げる感じが好きです。

'アジ子
死にたいなど普通の人は思わないそうですよ。そんなんおかしいってよくみんなに言われた。産まれた時から自分は人の輪に混ざる異物のような感覚があって、周りもそう思っていた感じはあります。
アジ子は実は幼なじみではなくて、高校生の時に出会いました。
なんか俺の学年全員のLINEグループがあって1人の不良が男以外を全員退会させたんです。その時1人だけ退会させ忘れてたのが居てその子がめっちゃLINEで「なに考えてんねん!わたしも女やし!」とかブチギレて喚きまくってる最中に退会させられてて。変なやつやなーと思ってたら移動教室の時に出会いました。それがアジ子。実際はサバ缶が好きって言ったせいでみんなにサバって呼ばれてた。
会っても案の定変なひとやったけど、俺はなんか同じ痛みを知ってるひとに初めて出会えて不思議やった。初めて人間に出会った瞬間でした。
高えカフェ行ったり、マルジェラの難しすぎる映画見たり、彼氏が会ってくれんからって家行った時ツナ入ったオムライス出されて「ツナとケチャップ合わへんなー」って思いながら美味いって言ったりしたけど今は絶縁しました。

ミニ小説,
曲で描ききれなかった部分を載せて締め括ります。

後日談、



  アジ子に彼氏が出来ても、僕らの関係はさほど変わらず週一くらいで遊ぶ日は続いていた。
「見て!りゅうたさんがくれたネックレス!」

「イルミネーション行ったんやけどさ、りゅうたさんから手繋いできてドキドキし過ぎて全然顔見れなくて!」

「今度1ヶ月記念日でね、小旅行で旅館に泊まんねんな〜。りゅうたくん免許持っててさ、車で行くねん!」

「_それでね、初めてって結構痛いって聞いてたんだけどわたし全然大丈夫やってん!血もあまり出んかったし、りゅうたさんがめちゃくちゃリードしてくれてさぁ…わたしもう恥ずかしいぐらい感じちゃって」

「首を絞めてくるのがほんま気持ちよくてさ、わたしMで相手がSだから相性めちゃくちゃいいんよね、ビンタしてって言ったらめっちゃ困ってて笑」

(笑)

「バレンタインで初めてチョコ作ってさー、あっラムにもこれ、あげる」

「わたしが、…わだじが、会いたいって言ってもな、前みたいに会いたいって返してくれんくなって、それで最近は喧嘩ばっかりで、向こうがぁ〜…」

「ねえ、今日電話してもいい?」

_アジ子がずっと喋ってたから僕は相槌を打つだけでよかった。3時間ほど話し続けた後アジ子は喋らなくなって、寝息が小さく聞こえたから切った。

「実はね、りゅうたくんとやり直すことにしてん
本当は向こうも好きやったらしいんやけどごにょごにょごにょごにょごにょ」

「_へぇー、よかったやん」
「なに?なんか冷たくない?」
「別に」
「なんかラム、変わった」
「は?」
「前まではもっと優しかったのに、最近全然違う。言いたいことあんなら言えばいいやん」
「ごめん」
そこからはアジ子はケータイをいじるばかりで会話の無い時間が流れた。
「りゅうたさん迎えに来てくれるって、今日ありがとうね」
お金を置いてアジ子は行った。
一応その日の夜に謝りのLINEを入れておいた。
「うん笑」とだけ、返ってきた。
それから、アジ子から連絡が来ることは無かった。

「うおああああぁあああああ!!!!!!」

バイト帰り、歩けなくなりその場に倒れ込んで死ぬほど泣いた。何も言えなかった、何もうまく伝えられずに終わった。
こんなに長い間一緒に居たのにあの一瞬だけで壊れた。あれだけ男女の友情だの俺のことを親友だのほざいていたが所詮こんなもんだった。涙が止まらなかった。
あーレイプして首を絞めて殺しとけばよかった。

あしたは笑いたいな

寂しいな。

(笑)
おわり




読んでいただいてありがとうございました。今回は説明くさくなってしまいましたが、記録として遺しておきたかったので。
今年はいっぱいリリースするのでラムファイのこと忘れんであげてくださいね。
では🐑

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