出会いは突然。
私があなたをはじめて見たのは、3年前くらい前。出会いは突然だった。
あまりにもびっくりして、私は立ち止まり、あなたはそこから逃げだした。これが「運命」というものなのか。
それから、気づくとあなたのことばかり考えていた。
最近は、朝起きて窓をあけるとあなたはそこにいる。夢なのか、何なのか。
あなたに触れたくて近づく。しかし、一定の距離を保って、それ以上私が近づくと、あなたはそっと立ち上がり、ゆっくりと離れていく。
子どものような無邪気なあなたがいる。
「大丈夫だよ。安心して。」優しい声をかけ近づく。
時には、あなたを見ないように、知らんぷりして近づいてみる。
僕の声がいけないのかと思い、Youtubeから「安心する声」というのを見つけ、スピーカーで流してみる。そっぽを向いていた君は、こちらを見つめる。しかし、近づいてはこない。
「思いは届く」
とうとう、その日がきた。昨日だ。
私はあなたにそっと近づき、手の甲で触れた。
「ミャー、ミャー」
私は嬉しくなりこう言った。
「よしよし、ミャー、ミャー」
3年かけて2人?の距離は確実に近づいている。
いつかあなたと一緒に暮らしたい。
でも、僕はネコアレルギー。何という神様のいたずら。
今朝は、あなたはいなかった。どこで何をしているのだろう。
あなたを想う気持ちは強くなるばかり。
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