自身軸
お気に入りのお店のご主人には、共通点がある。
打ち立てのお蕎麦を、独自性を存分に発揮しながら、丁寧に作る職人。
こだわりぬいた豆から、真剣な眼差しで、じっくりとコーヒーを淹れるマスター。
選び抜いた日本酒を、納得ゆく香りになるまで、我慢強くお燗する店主。
スピードに追われた時間軸の中の、せわしない「動作」ではない。
最良を追求した先の、「自身軸」から、自然に生まれるプロの「所作」。
そして、同じように作るラーメン屋があっても良い、と思う。
意図的にゆっくりと作ることはしないが、より神経を集中させた精神状態で、より一杯一杯に集中し、心を込めてお作りしたい。
最終的には、仕込みから調理まで「無の境地」を貫き通せたら、よりよいラーメンに仕上がると思う。
無でいられる時間と、夢中でいられる時間が長いほど、良いものを生み出せ、ご提供出来ると感じる。
もっと無になり、夢中になりたい。
それこそが無我夢中、だと感じる。
明日(12月6日(金))以降、調理により一層、お時間を頂戴するかもしれません。
お手数をおかけしますが、何卒ご了承下さいませ。
ラーメンビスカ