司法試験受験生、お尻を手術する3
こんにちは。ちょま林です。
早いもので、私のお尻手術体験記も今回で最終回です。なんだが、寂しい気持ちになってしまい、筆を取るスピードが落ちてしまいましたが、さっさと終わらせてしまうことにします。ケツはきっちり閉めて、終わらせないといけませんね。。。
前回、前々回をまだご覧になっていない方は、先にそちらをご覧下さい。(例のごとく、下と痛みの話が出てきますので、苦手な方はご注意ください)。
司法試験受験生、お尻を手術する|ちょま林|note
司法試験受験生、お尻を手術する2|ちょま林|note
そして、本番へ
前回は、肛門周囲膿瘍を切開し、その後に、痔ろうになっている部分を手術する予定になったところまでを書きました。
切開による炎症が収まった8月の第1週に手術を行うことになりました。なんでも、傷口がふさがってしまうと再度切開しないことには手術をやりづらいとのことで、まだ、切開の傷口が完全に塞がってしまう前のこの時期にやってしまおうということです。
幸いにも、司法試験を終えたロー卒である私は、暇人であり、アルバイター、つまるところのフリーター状態です。しかも、バイト先はかなりシフトの融通が利くこともあり、まさに絶好の手術日和です。
私に対する術式は、いろいろある中でも切開開放術(lay open法)が採用されたようで、管のある部分を切開して露出させ、自然と塞がる力を利用して治すというもののようです。
いやぁ、人体ってすごいですよね。がっつり切っても治っちゃうんですから。
手術の予定が決まった後は、私なりに痔ろうの諸先輩方のブログを読み漁り、手術の恐怖と闘っていました。手術自体は怖くなかったのですが、予後があまりに痛そうなブログが多く、西野カナ以上に震えておりました(このネタそろそろ賞味期限切れってまじですか?)。
本番に向けて先生からの注意事項はただ1点。
手術日当日の昼ご飯は食べないこと(麻酔の関係で、吐いてしまわれる方がいるそうで、これを避けるために術前の1食はなしだそうです)。
手術自体は、日帰りで行い、12:00からの予定で15:00には帰宅できるとのことでした。
晴れ、時々ケツ
手術日当日、先生の言いつけを守った状態で病院入りしました。若干の緊張、正直、本試験の緊張の100分の1です。司法試験って心を鍛えられますね。
病院では、さそっく手術着へお着換え。全裸にお尻の部分だけ穴が開いた黒い薄布?薄紙?のパンツだけをはいて、上にはホテルにあるようなローブを羽織りました。人生であの珍妙なパンツを履くのは、これが最後にしたいものです。
この日は、病院も盛況で(盛況なのっていいことなん?)結局先生が説明に来られたのは13:30近くになってから。この時には、すでに点滴に繋がれていますが、麻酔を入れる前ということで起きていました。というか、お尻を出したまま、点滴をしつつ、手に酸素量?脈?などを測る機械(よく、手術シーンで見るピコーンピコーンってウルトラマンのタイマーみたいになるやつ)をつけたまま、スマホをいじっていました。客観的に見て、面白すぎる状態です。
そうこうしていると、ついに手術本番、さぁ、ドント来い!もう、痛みも怖くないぞ!と思っていましたが、、、
私、爆睡しました。
看護師さんが、麻酔入れますね。と言ったことは覚えています。その後、すぐに、頭がクラクラしたところまでは記憶があるのですが、他のことは何も覚えていません。当然痛みもなし。校門周囲膿瘍の切開時との落差が半端ないって。
私が、起こされた時間は、確か13:40分過ぎ、わずが10分程度で手術終了となったのです。そのまま、看護師さんに休憩所に案内され、リクライニングチェアに腰を掛け、家族に意識がはっきりしないまま手術終了の連絡だけをして眠りにつきました。次に、目覚めたのは、15:40分ごろになってから、ざっと2時間は寝てしまったということでしょう。恐るべき麻酔の効果です。
肝心のお尻の痛みは、じんわりと肛門が痛むかなという程度。正直、予想よりもはるかに痛くないですし、膿瘍切開時の方がはるかに痛かったです。とはいえ、手術直後、まだまだ油断はできません。痔ろう手術の痛みの本番は、1週間後ともいいますし、麻酔が効いている説が濃厚です。
覚醒後は、先生から、処置部分に塗る軟膏の説明や1週間程度は激しい運動を避けること、今年の夏はプール、海には入らないこと(まぁ、法律オタク野郎にそんなキラキラした夏はないんですけどね)を注意されました。
なんだが、拍子抜けで帰宅です。
今日までと二重の穴
それからの毎日は、お尻を気遣いながらも特に痛みを覚えることはありません。精々、排便時ぐらいですが、それもへっちゃらな痛みです。
手術日翌日に病院へ経過を見せに行ったのですが、その際も痛みはほとんど感じず、普通に歩いて座れました。先生もだいぶ驚いていて、ここまで痛みが出ない患者さんは久々だと言われました(ウンがついていましたね。尻だけに)。
とはいっても、手術をしたわけなので、安静にということで1週間ほどは予定をキャンセルさせていただいて家でゆっくりしております(ご迷惑をおかけした皆様申し訳ありません)。
また、弱めウォシュレットと女性用ナプキンもかかせない生活です。さすがに傷口は痛むし、侵出液という体液もでているからです。
というわけで、現在は、肛門とその下にもう一つ穴がある、二重の穴生活をそれなりに満喫しております。(わーい、うれしー)。
最後に
ここまで、お読みいただいた皆様、誠にありがとうございました。
一般男性(24)の肛門事情なんぞ誰が読みたがるんだと最初疑問に思いましたが、意外と好評いただいたようでうれしく思っております。
最初にも書いたように、校門周囲膿瘍&痔ろうは我々司法試験受験生がなりやすい要因を綺麗にカバーしている疾患です。みなさんも、油断せずにお過ごしください。また、もし、肛門に何らかの違和感を覚えた際にはお早めに肛門科を受診してください。先生いわく、病院に来るのが早ければ早いほど、痛みも少なく、治るのも早いそうです。
私も、この病気の再発は嫌だということで、食生活などを見直し、大腸に良いものを積極的に摂取することに致しました。
皆様も、ご自身の体をどうかご自愛なさって、勉強に、仕事に、恋愛に、すべての営みに励まれることを心より祈っております。
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