【あの銘店をもう一度」第2弾 福島・会津「牛乳屋食堂」
新横浜ラーメン博物館は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日(金)よりスタートします。
第2弾は90余年の歴史を持つ会津屈指の老舗、福島・会津「牛乳屋食堂」の登場です!
・福島・会津「牛乳屋食堂」店舗概要
店舗名:福島・会津「牛乳屋食堂」
住所:福島県会津若松市大戸町上三寄香塩343 ☎0242-92-2512
営業時間:11:00~15:00 17:00~20:00 定休日:水曜日
創業:昭和元年頃 創業者:井上キヨノ 二代目:井上トキ子
三代目:井上節子 四代目:井上美紀
🍜過去ラー博出店期間
2009年3月6日~2010年2月28日
・牛乳屋食堂の歴史
牛乳屋なのにラーメン?
年号が大正から昭和へと移りゆく時代。会津鉄道芦ノ牧温泉駅(旧:国鉄上三寄駅)に鉄道が開通することになり、馬車宿を営んでいた井上幸美じいちゃんとキヨノばあちゃんが二人で駅前に「牛乳屋」さんをはじめました。
鉄道の開通に伴い、駅には多くの人々が集まっていたことから、初代となるキヨノばあちゃんが、当時隣に住んでいた中国人から本場の「支那そば」の技術を学び、ラーメン屋さんを開いたのが「牛乳屋食堂」のはじまりです。
牛乳屋からスタートしたことから屋号が牛乳屋食堂となりました。
牛乳屋食堂の特徴として店主は四代全て女性であるという点です。
・会津ラーメンの特徴
福島県には日本三大ご当地ラーメンである「喜多方ラーメン」、手打ちで有名な「白河ラーメン」という有名ご当地ラーメンが存在します。
福島三大ラーメンとしてその他に「会津ラーメン」や「郡山ラーメン」なども紹介されているものの、喜多方や白河のような明確なご当地性はありません。そのため私たちは「牛乳屋食堂」を「ふるさとラーメン(確立したスタイルはないが、地元において長い間絶大な支持を受けているお店)」という位置づけで誘致・紹介をしております。
会津のラーメンは豚骨・鶏ガラなどと魚介+野菜などでスープを取っています。「喜多方ラーメン」と「会津ラーメン」は結構似ていますが「会津」の方が鶏の割合がやや多めで優しい味わいと言われております。
・みんなの「ふるさとラーメン」とは?
スタートはご当地ラーメン同様、地域の繁盛店ですが、その地域でそれほど広がりを見せなかったというのが「ふるさとラーメン」です。
ただし定義的には老舗であり、親子三代にわたり食べられていて、帰省すると必ず立ち寄るようなソウルフード的なお店です。
私たちは、首都圏においてまだ紹介されていない、地域に根ざしたラーメン文化をもつエリアの店舗を、期間限定で紹介していくことを目的とし、2008年より「みんなのふるさとラーメン」をスタートしました。
・福島会津「牛乳屋食堂」のラーメン
スープは地元の老舗の風味豊かな醤油を使用し、煮干し・豚・豚ガラ・鶏ガラ・野菜のシンプルな郷愁漂うあっさりとした味わいです。
麺は多加水熟成の麺は、手切り・手揉み極太麺と手揉み中太麺の2種類から選べます。
チャーシューはスープでじっくり煮込み、秘伝の自家製タレで味付け。
なると、ネギ、海苔、メンマと昔ながらのオーソドックスな郷愁をそそる具材です。
・二大名物「ソースかつ丼」&「煮込みソースかつ丼
会津で「かつ丼」というと「ソース」?「煮込み」?と聞かれることが多くあります。これは「ソースかつ丼」と「煮込みソースかつ丼」の2種類の「かつ丼」が存在するからなのです。戦後、会津では食堂が増えるとともに「かつ丼」が名物となり、「煮込みソースかつ丼」も誕生しました。この「煮込みソースかつ丼」そして、「ソースかつ丼」にキャベツを入れたものは会津が発祥とも言われております。また、「伝統会津ソースかつ丼の会」という組織が立ちあがるほど、「かつ丼」は地域に密着した食べ物です。
牛乳屋食堂のかつ丼は福島県内産の豚肉をラーメンのスープ出汁と特製ソースで煮込んでおります。
ソースかつ丼は「全国丼グランプリ2018」で金賞を獲得しました。
・第3弾発表!!
「あの銘店をもう一度」第3弾は、「極太麺×濃厚つけダレ×魚粉」という、それまでになかったつけ麵のスタイルを確立し、その後活躍するお店に大きな影響を与えた、川越「頑者」さんにご出店いただきます。
出店期間は2022年8月12日(金)~9月1日(木)となります。
お楽しみに!
新店舗のスケジュールはいち早くLINE公式アカウントで発表します!!
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