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君たちはどう生きるか考察(ってかエヴァですこれ)

殴り書きになります。

まずはエヴァとの対比

眞人=シンジ
大叔父=ゲンドウ
アオサギ=アスカ(ちょっと無理あるけど)
夏子=ミサト
ヒミ=綾波(+リツコ)

これで決まり。

眞人(主人公)


母親を亡くし、その後すぐに父親が母親の妹を孕ませるわで感情を失った少年。
最初は何も話さず口にもしなかったが、徐々に話すようになり食べ飲みするようになる。

キミコと一緒に捕まえた怪物魚を捌いたのをきっかけに食べるようになった。

食べなかったもの
夏子の出す菓子と茶
キリコの出すシチュー的なもの

食べ飲みしたもの
キミコ家の水道水
ヒミのジャムバタートースト
(アオサギと並んでキリコに出された茶は飲んだかどうか忘れた)

わざと右の側頭部を傷つけたのは最後に自分で言えたように"悪意"。その悪意とは友達にこんなにひどいことをされたと大人たちにアピールすること。前半の描写だけだと情けない自分に対するけじめのようにも見えた。本人はその時はそのつもりだったが、あの怪我は"悪意"だったと認めることができるようになった。だから悪意の含まれた積み木を見分けることもできるようになった。自分のことを深くわかるようになったから夏子のこともきちんと愛せるようになって最後は"母さん"と呼んだ。

父親はその悪意に踊らされて眞人の思い通りに動いてくれた、大騒ぎし、一生懸命救おうとした。オババたちも献身的に世話をした。でも眞人は「俺、感情がねんだワ・・・」と全く響かなかった。地獄での体験と同じく痛みや苦しみを伴った体験にも関わらずこっちは空虚な体験となっており対比的。何故そうなったかというと自分が本当にしたいことではないから、大人に憐憫を求めるアピールなんかじゃなくて助けたい人のために危険を顧みずに冒険する方が充実するのは当たり前。

夏子のことは"お父さんが好きな人"と言い自分がどう思っているかの回答は避けた。その答は後述の夏子から眞人への感情と同じで愛しさと憎しみ両方だが、まだ幼いので相反する感情が両立することを受け入れられず回答を避けた。

父親を奪い、側頭部を怪我した時も"姉さんに申しわけない"と言い眞人自身には表面的にしか興味のなさそうにも見えた夏子なので心を開かなかったが、夏子もまた愛と憎の両方を眞人に持っているので、夏子を救いに地獄に行く決意をする。眞人は自分の本音がわかってないから"父さんが好きな人だから助けにいく"という事実とは異なる理由でいくと思い込んでいる。

大叔父(ゲンドウ)による理想の世界の創造(人類補完計画)を継ぐことを拒否し、汚くて危うい世界で友達を作ることを選んだ。積み木をいじるように世界の運命をいじる先進国の首脳たちのような存在をあざ笑った。おぼれそうになりながら生々しい体験、怪物魚を捌き、殺し合ったアオサギと手を組むなど、の大変な思いをしながら様々な経験をしていくことが大切であると。

ラストのキミコの人形と積み木を持ち帰って記憶が保持されたこと、アオサギが普通は全部忘れるもんだといったことの意味は、地獄を夢(睡眠中にみる方の)のメタファーとして夢の中の体験を現実に持ってくることを表している。ベンゼン環の発見とか、ラルクの瞳の住人が夢で作られたってことと似てる。天才がよくやることぽい。

父親


いわゆるその辺にいそうな家族を愛しているがあまり繊細な理解のない父親として描かれている。
爆撃機の部品を作る工場の社長のよう。軍需に乗って財をなした浅い男のように描かれている。

夏子(母親の妹、義母)


夏子の言動を大雑把にまとめると
・前半のシーンでは義母としての距離感ではあるが眞人を大事にしていた。
・眞人が見舞いに来た時、側頭部の怪我をみて"姉に申し訳ない"と言った。眞人自身にはやや冷たかった。
・眞人が川辺で地獄に引きずり込まれそうになった時に弓矢でアオサギを追い払った、つまり眞人に地獄に行かせたくなかった。
・地獄で眞人に"嫌いだ"と鬼の形相で叫んだ。
・地獄の最後には大団円になっている。

夏子は地獄で出産したかったのは何故。眞人は現世で産まれたのと関係ある?
眞人ではなく自分の子を大叔父に継がせたかったから、眞人が地獄に来ないようにしていた?
自分の子どもを継がせて大叔父の人類補完計画を終わらせて鳥たちを解放したかった?だからインコたちは産屋への侵入を禁忌としていたのか?

アオサギ


どういう意味を持つ存在なのか全くわからなかった。
ポスターのイメージと違い醜く描かれている。
後半はユニークで愛嬌がある熱いキャラになっていく。
多分大叔父に眞人を地獄に連れてこいと命令されたけどアオサギなので汚いやり方しか知らなかった。

久子(実母、ヒミ)


ペリカンが白いふわふわを食べるのをやめさせようと火の粉を飛ばした時、白いふわふわも一緒に焼いてた。
白いふわふわのやつらは多分精子、二重らせんになって飛んでたから。
何かを守るために犠牲は必要であることを知っている、母親だから。
眞人の父親への思いは全くなさそう、父親もなんとも思ってなさそう。これはパヤオっぽい。
眞人のことも知ってそうな感じは進撃の巨人っぽい。

大叔父(パヤオ)


本を読み過ぎて脳内世界がすごいことになってしまったのを石の力でリアライズできてしまったパヤオ。
碇ゲンドウと同じことをしようとしたが碇ゲンドウと同じ理由でシンジ君に拒否されてしまった。しかも最後は自分のライバルになれるよう魔改造したインコにとどめを刺される。
多分地獄が崩壊したあとの39日後に核爆弾が日本に落とされたのでは。

キミコ(一緒に下の世界に落ちたオババ)


弓矢を売ろうとしたのは眞人が地獄にいかないようにするため。
だからあんなに必死に眞人を止めた。
何故あんなに止めたかったかというと、久子と一緒に地獄に行ってしまって地獄を知ってる(忘れてるけど)から。
だからなんとなく事情を知ってそうな振る舞いをしていた。
地獄でやっていることがどういう意味なのか、白いふわふわを育てる役目を大叔父に任されている?

ペリカン


地獄の底辺。労働すらさせてもらえないので略奪して生きている。
悪いことしてるように見えるがそういう役割にされて地獄に堕とされてしまったのでやむを得ずやってる。
鬼滅の刃の雑魚鬼。

インコ


大叔父の人類補完計画に付き合わされて強制的に進化してしまった化け物。
本当は普通にインコとして過ごしたかっただけなので最後はきらきら輝いている。

インコ王


日本軍のメタファー。
積み木なんかで運命決めてんじゃねえとブチ切れたおかげでお望みの元の世界に戻れた。
ヒミを大叔父のところに運んで交渉しようとしたのは茶番、インコ軍を納得させるため。王は禁忌とは思ってない。
大叔父とは現世からの付き合い。

積み木とはなんのこと
石とはなんだったのか
地獄にいたゾンビみたいなのは何
13個の積み木を3日毎に積めって大叔父が言ってたのもなんのこと?
産屋に入るのは何故禁忌?邪魔されたくない?夏子の子が大叔父を継ぐことがインコの願い?

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