ドイツ 食事情 ちょっとお魚編
noteに書いた記事を振り返ると、未だ記憶がアンタルヤの休暇に飛びますが。
貧乏暇なし、寒くなってレストランにも客が戻り始めたと思ったら、今朝はとうとう初雪でした。
狭い従業員用アパートメントの一室で暖房を常にかけまくっているので、夜中にトイレに行く時くらいしか寒さを実感しません。
朝の仕込みでロンT着ていても、厨房に入ればすぐに暑くなるので毎日外の気温に触れる機会が少ないのなんの。
てか、ドイツは昨日からとうとうクリスマスマーケットも始まったので本格的な冬なんですが。
小さい街でも大抵クリスマスマーケットは開かれます。
暖かいグリューワインやお菓子などの屋台の他は、まぁ普通のホットドッグやポテトの屋台など。楽しいけど食べ物は3日で飽きます。
そこで表題のお話。
トルコから戻り自宅にいたのも束の間、改めて出張先へ合流、タコ部屋に監禁されながら仕事しかない毎日。
小さい街なのでスーパーや繁華街での買い物もほんの短時間で終わり。
やっぱりストレスが溜まります。
オモチャも部屋に置いてきたから、私だけでなくスタッフも皆、たまに散歩するかスマホ見てるかで休みの日が終わる。
こうなるとストレスも溜まりやすく、酒や食事に楽しみを見出す他は無いのですが、そこはドイツの田舎街。
スーパーの寿司コーナーがあるにしても、やっぱり美味しくないし高いし。
魚が食べたくて堪らず、とうとう日本食材の仕入業者に個人的な発注をしてしまった。職権濫用。
まだ届かないけど。
当然冷凍ですが、刺身や念願の塩サバが届く予定。奴等が在庫を持っていれば、だが。
ドイツに来た頃から、たまにスーパーで燻製の鯖は買っていました。
燻製臭を除けば、ほぼ日本の鯖に近い。
ポン酢をかければ白飯やビールにピッタリ。
他にもサーモンは通年買うことができます。生の切り身や冷凍モノ。
マグロの冷凍もありますが、それは加熱しないとダメ。
あとは鱈の仲間みたいな、怪しい白身か鱒の燻製。
しかし!
このド田舎(失礼)の土曜日の野外マーケットで、ついに生のマグロを見つけたのでした。
あまりにも嬉しくて写真を撮り忘れ、サッサと食べてしまったので、また写真は後日撮りたいと思いますが。
Tunfisch sashimi と書いてあったので、迷わず買って食べましたが、翌日もお腹壊してないので大丈夫だったのでしょう。
キハダっぽい、脂の少ないマグロではありましたが、やはり日本人としてはかなり前進。
明日も土曜日なのでマーケット行こう、と。
そして今回、ネットで検索したらヨーロッパに住む同胞は同じ悩みを抱えていらっしゃるようで、皆さんヨーロッパでのお魚事情に賢く対処されておられました。
その一つがタラコ。
ロシア食材店でタラコの缶詰が売っていると。
しかも日本人の口に合う、と。
そりゃ探さねば。
てか、奥さんに聞いてみる。
奥さんはロシアにいながらも、普段は魚卵をあまり買わないので考えたこともなく、私に勧めることも想像しなかったと。
まぁ私も生のタラコや明太子を好んで食べるようになったのは、酒が飲めるようになってからだし、彼女にも、そこまで細かく伝えてないし。
子供の頃は寿司のイクラでさえ敬遠してたからな。
てことで早速行ってみました。
てか、こんな田舎町にもロシア食材店があったなんて。。。
小さな店ですが、お魚発見!
小さなショーケースには燻製ばっかり。仕方ないか。
イクラの瓶詰めもありましたが、今回は見送り。
そして、缶詰が並ぶコーナーにありました!
タラコの缶詰!
そして!燻製コーナーにししゃも発見!
飛び上がる!
迷わずこの二つを買って店を出る。
外は雪。関係ねぇ。早く帰ってししゃも焼くぞ。
焼いてみたら、あら不思議。
火加減弱いのに身がどんどん縮まり、卵が無い個体が多く。。。
食べてみてガッカリ、びっくり。
塩辛い!
めっちゃ塩っぱい。
一口でビール一本イケる。
アカンこれは。
てことで終了。残ったししゃも、どうしよう。。。
以上、ドイツでとお魚事情は常に厳しいのであります、というお話でした。
タラコの缶詰の感想とマーケットのお魚屋さんについては、改めて書きたいと思います。