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1月に読んだ本、6冊

いろんなジャンルの小説を読みました。読書をするたびに知らない世界に出会えて嬉しい。

一橋桐子(76)の犯罪日記(原田ひ香)

親友が亡くなりひとりぼっちになってしまった桐子は刑務所で最期を過ごそうと一念発起。さて、刑務所に入るためにはどうすれば良いか試行錯誤するのであった。

原田ひ香さんの本、よく見かけますよね。読みやすい文章であっという間に読みました。こういう話はあっという間に他人事ではなくなるのだろうな、と複雑な気持ちにもなる…

七回死んだ男(西澤保彦)

タイムループが絡むミステリー。主人公は不定期で突然タイムループに入ってしまう特殊な体質の持ち主。しかもタイムループ中は9回、同じ日が繰り返されてしまう。そんな中で祖父が殺されてしまいタイムループ中で謎解きをはじめる。

「ほんタメ」で、たくみさんが紹介していた本。偶然図書館で見つけたので借りてみたところ、なかなか斬新な展開でおもしろいのですが、著者によるあとがきが2パターンあって、そこでいろんな弁解をしていてさらに笑ってしまいました。

インフルエンス(近藤史恵)

とある団地を舞台に、秘密を共有する3人の少女たちが大人になっても特別な関係を築いていく…

いゃぁ、なかなかすごい作品で一気読みしました。ドロドロした話の様だけど、そこに潜む孤独や羨望とか、なんともいえない感情も見えておもしろかったです。

推し、燃ゆ(宇佐美りん)

これまで、推し活に生活を捧げている人の心理がわかるようでわからなかったので、これを読んで少しだけわかった気がします。理解するまでは難しいけれど。

読んでいるうちに感じる痛々しさがなんともいえない。最後のシーンは読む人によって解釈が変わるのかなぁ。

レーエンデ国物語(多崎 礼)

ファンタジーは苦手だけど、本屋大賞のノミネート作品ということで読んでみました。

登場する創作ワードが全然頭に入ってこなくて、途中わけがわからなくなりつつも、描写が美しくて読むことができました。素敵な物語なのですが、なぜかこういうファンタジーは肌に合わないなぁ。(指輪物語も苦手なもので、、)

ヘクトルとトリスタンの関係性にはクスッとします。

掲載禁止(長江俊和)

薄気味悪いけど読みやすい短編集。トリッキーな話では、なるほどそうか!となったり。

寝る前に読むと夢に出てきそうなので昼間に読みました。笑

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