ウディネーゼ
久しぶりにセリエAを観たいということで今回は調子が良いと噂のウディネーゼ。冬にナポリからフェルナンド・ジョレンテが加入。ビルバオ復帰の噂なんかもありましたが、国内でのプレー続行を決断しました。それではサッスオーロ戦、フォーメーションから見ていきます。
※プレミア勢、リーガ勢から馴染みがあるであろうデウロフェウはベンチスタート。
まずは前半の守備に関してから。
・基本的には引いて守ってスペースを消すことを意識していました。その中でもIHがプレスのスイッチを入れ、連動してハメるシーンがあったので紹介したいと思います。
6分のシーン
アルスランがプレスのスイッチを入れ、サイドに誘導するとそこにラーセンが連動。周りも連動し、バックパスに追い込む。最終的には長いボールを蹴らせて回収。おそらく狙い通り。
ただ、このやり方を理解したサッスオーロは前半途中から次のような形で修正。
・フェラーリが幅を取り始め、デ・パウルの脇から縦パスを通し始める。
・ロペスがウディネーゼの中盤3枚と2トップの間に降りてくるようになる。そこから配給。
アタッキングサードまで運ばれるようになる。
しかし、引いて守る時はしっかりと人数をかけるウディネーゼ。一度決定的なシーンは作られたものの失点には至らず。
次は攻撃に関して。
・ジョレンテのフィジカル、デ・パウルの個人技&攻撃センスを活かす形。特にこの試合に関してだとジョレンテはプレス回避でも活躍。昨季のチェルシーもジルーに助けられていたが、それと同じようなイメージ。ロングボールをしっかりと収めてくれる。相手にボールを持たれる時間が長いのでカウンターで素早く攻め切る形も狙っている。
得点シーンは相手のバックパスを引っ掛けたところから。相手の寄せが甘かった感もあるがクロスにジョレンテが上手く合わせた。得点感覚はさすがの一言。
後半
・前半は2トップでロカテッリを見ていたが後半からジョレンテをベタ付けする形に。ただ、サッスオーロはロペスが降りてきて配給する形は継続。結局、「ボールを運ぶ」というところは制限できず。後ろが頑張って、相手に疲労が見られ始めた終盤に追加点でとどめを刺した。
感想
我慢する時間が長かったですが、しっかりとゼロに抑えました。ナポリで干されていたジョレンテですが、まだまだやれそうで安心しました。次節にも期待したいです。それではまた。
Pickup Player
ロドリゴ・デ・パウル
圧巻の個人技を披露。孤立しているときや突破できそうにないときはFKを獲得してチームを助けてくれます。また、キックの精度も高く、セットプレーからもチャンスメイク。移籍の噂もあり、年齢的にもちょうどいいがどのような選択をするか楽しみだ。