キハ85巡検(?)③/2022秋の陣
キハ85に熱中し、事あるごとに通ったあの日々を思い出すキハ85巡検(?)シリーズ。ついに2024年になってしまったが、2022年の思い出話は続く。第3回は、紅葉美しい秋の高山線よりお届け。色づく木々に囲まれながら、キハ85はどんな姿を見せてくれたのだろうか…
Day1
偶然紅葉の時期に連休が生まれたので、ぷらっとこだまで名古屋入り後いつものひだ19号で前日高山入り。翌日に撮影を開始する。
朝の高山は霧に覆われていた。これ晴れるのか?と心配になりながらも、とりあえず列車とバスを乗り継ぎ向かった先は有名撮影地。引退が迫っているからだろうか、多くの同業者で賑わっていた。狭い立ち位置の中、列車を待つ。しばらくすると、いつも通りカミンズの遠吠えが聞こえてきた。
先頭の影落ちがやや不本意ではあるが、1両増結した8両で走る姿を紅葉と絡めることができた。貫通が同じ向きに2つ繋がる様子はキハ85特有なため、満足いくカットとなった。
その後撮影地で知り合った同業者の方の車に乗せていただき移動し撮影するも、どうもいい成果が得られず。気づけば午後になっていた。
午後はこの遠征最大のタスク、「ひだ14号を飛騨細江の鉄橋で撮影する」というミッションに挑むことにした。列車で飛騨細江に移動し、徒歩で撮影地へ。すでに多くの同業者が集まっており、最終的には40人?近くにもなる大集団での撮影となった。列車走行位置を睨みながら今か今かと列車を待っていると、ついに時はやってきた。
キタァァぁぁぁぁ!!!!!!!!!!
我が撮り鉄人生史上、1番と言っても過言ではない。背景の紅葉はまさに見頃の美しい色付き、その中を力走するこの姿…思わず見惚れてしまう。もう悔いはない。ありがとう、キハ85。最高!!!!
遠征の目的を果たしたのでその後は緩く撮影。適当に縦で山を入れてみたり、夜の踏切で灯りの入る一瞬を狙ってみたりした。
夜まで撮影を楽しんだ後はゆっくり温泉で疲労回復を果たし、最高の収穫を得た最高の一日は終わっていったのであった。
Day2
昨日の撮影でお腹いっぱいになったので、完全乗り鉄モードに。まだ空いている今のうちに車内の様子、座席などを写真に収めておいた。また、持ってきた魚眼レンズを用いて面白い写真を撮ってみたりもした。
下呂温泉を少し観光した後は再び高山に戻り、いつも通り新宿行き高速バスに乗り込み帰京。こうして弾丸紅葉撮影遠征は幕を下ろしたのであった。
To Be Continued…
これでもう満足したかと思いきや、まだキハ85への思いは止まらない。季節は冬。2回目となる雪景色とキハ85の撮影、どんな姿を写すことができたのだろうか。キハ85巡険(?)、次回もお楽しみに。