見出し画像

不動産購入の流れ

不動産購入で感じたのは最初に購入フローは大体こんな感じの流れだよ〜と大枠を伝えられて、申込みを入れて買う意思表示を行ったあとは〜契約は●日!〜は○日!!この書類△日までに用意しといてね!!!
と一気に進む。
なぜなら購入してからじゃないと関係各所が動けない為、期日もいきなりやってくる。
会社員だと公的書類を取るのにマイナンバーを持っていないと役所まで行かないと行けないので比較的時間の縛りがある会社員は大変だと思う。

持っていて損はないので早めにマイナンバーは発行しておくことを推奨する。
僕は不動産購入という初めての経験と動く額が大きいだけにフローに不安を感じた。買う意思を提示したら金利を変動にするか固定にするか、リノベ会社やリノベ代をいくらにするか、床の色はどうするか・・・etc とにかく一気に進み、一気に期日がやってくる。元々事務手続きが苦手なのも増して結構なストレスだった。

僕が実際に購入に至るまでのフローを覚えている限りで綴ったのでこれから購入を検討している人、購入の意思表示をした人に参考になると幸いだ。

⓪CIC(指定信用情報機関)の確認

2020年9月頭
以下のサイトから自分の信用情報を確認。これが最初のスタート。直近数年間でカードの滞納がある方や過去に債務整理をした方はそもそもローンが組めない可能性が高いので以下のサイトから1,000円で自分の信用情報が汚れていないかまずは確認。

【マークが意味するもの】
$:請求どおり(もしくは請求額以上)の入金があった
P:請求額の一部が入金された
R:お客様以外から入金があった
A:お客様の事情でお約束の日に入金がなかった(未入金)
B:お客様の事情とは無関係の理由で入金がなかった
来社開示
C:入金されていないが、その原因がわからない
― 請求もなく入金もなかった(例:クレジットの利用がない場合)
空欄 クレジット会社等から情報の更新がなかった(例:クレジットの利用がない場合)

CREDIT INFORMATION CENTER
https://www.cic.co.jp/cic/index.html

ローンが借りれる事=サラリーマン(納税者)の権利
FXや信用取引など以外でレバレッジを掛けられるのは不動産ぐらい。しかも前者よりもずっとコンサバティブでローリスクハイリターン。(ちゃんとエリア選定とか物件比較をすれば。)
それを自分で潰してしまうのは非常に勿体無い。

①不動産会社へ問い合わせ

2020年9月頭
三井のリハウス、野村不動産、東急不動産へHP上から来店予約。
担当者からの折り返しを待つ。
それ以外にもSUUMO経由で大京穴吹不動産や住友不動産に物件案内予約をして物件現地でお会いした。

それぞれの不動産会社の特徴としては
※あくまでも担当者ベース且つ偏見
・三井(若手独身男性/中央区にて物件購入)
真面目。クリーン。「自宅まで送迎するしスタバも奢るし経費惜しまないです。」
・野村(2年目女性)
真面目。丁寧。「東急と住友怖い…」
・東急(ベテラン男性/実需用、投資用物件保有)
「俺たちは東急だけどひよってる奴いる?」
・住友(若手妻子持ち男性/田都沿い神奈川に物件保有)
「これ安いけど買う?これは?事故物件?気にするかどうかだけど割安だよ?」

といった感じの担当者がついて下さり企業体質も住友はインセ比率が業界内でも高水準で割とゴリゴリ系の営業が集まってる。(他社担当者の声を揃えた口コミより)
担当者と馬が合わない場合は同じ会社の違う支店へ問い合わせ。こればかりは運。結果的に僕は三井のリハウスの担当者から買った。(以下たっちゃん)

②内見

2020年9月頃〜11月後半
担当が付いたらまず内見。そしてそこからずっと内見。
たっちゃんや不動産営業担当者はレインズ(業者専用サイト)などから引っ張ってきた物件や専任媒介契約で公開前の物件を提示してくれる。
もちろん自分でもSUUMO、at homeを毎日見て物件探して気になるのがあったら「ここ行きたいです」と伝えて土日に3〜6件程内見をしていた。

エリアは田町、三田、浜松町、品川、高輪ゲートウェイを中心に見ていた。なぜこのエリアかというと
・再開発が2030年までにかけてエグい
品川リニア/高輪GW JRプロジェクト/浜松町 竹芝エリアの一新など
・港区アドレスが同じ区の中でも比較的割安に手に入る。六本木、麻布十番は坪単価のベースが高い。。

物件を見過ぎていると、どの物件が良いのか良くわからなくなってくる。
この時僕が大切にしていたのは
「住んでよし、売ってよし、貸してよし」の三方良しである物件。
そして支えられた言葉は
「正解探しをするとうまくいかない。大切なのは未来を予測する力」
これは主に再開発情報を暗記するまで見て、その街の利便性なども徹底的に調べて自分が買う街の未来を頭に描いていた。

「1番ダメなのは考えるのをやめて盲目的に手を出す事」
なんか良さそうだから買う/買わないという考え方は最後の最後まで決してしなかった。なぜ自分がその物件を買わないのか、数字を元に出して自分を納得させた。今でも内見して買わなかった物件の説明は恐らく全件出来る。勿論買った物件の決め手も説明できる。最後はえいやー。

③申込み

2020年12月頭
あらかじめ「この条件なら買います」というのをたっちゃんに伝えており、物件公開されるやいなや最初にお声がけ頂けた。翌日に内見に行き目の前に現れたのはボロボロの部屋。これを自分で化けさせるのかと期待に胸を膨らませ即座に申込みを入れた。
この時に必要なのは名前や住所などの個人情報とその物件をいくらで買いたいと申込むのかこちらの意思表示。
ちなみに公開価格から3%程の指値。ボロ部屋だったので元々市場平均より割安で端数だけなくなれば嬉しいなという感覚で結果指値通り3%削ってもらった。

③銀行審査

2020年12月頭
②と同時進行で進めるのが銀行への審査。
これはたっちゃんやってくれる。少しでも良い条件で借りたい人は自分でネット銀行(イオンや楽天など)に審査を掛けることも出来る。
僕は何社かネット銀行に審査依頼をしたが拒否、条件悪いといった具合で結果的に不動産会社選定の銀行にて依頼。
金利は0.5%(タダ同然)。2021年現在で底が0.38?くらいとか。ちなみに審査を掛けた物件と物件価格はCICに載る。

④売買契約

2020年12月中旬
申込みを入れて1週間以内に売主側からの返答が来るとの事で無事OKとの返答。たっちゃんの会社に行って売買契約書の記載、捺印を行った。確かこの時が1番緊張した記憶がある。

リノベ会社選定も同時並行でスタート。まずは見積もり5社。

⑤手付金

2020年12月中旬
物件価格の5〜10%が基本。5,000万の物件だったら250万〜500万の現金が一時的に必要となる。売主側の提示次第だが交渉は可能。
ちなみにこの手付金を払った後で買主が「やっぱ買わない」または売主が「やっぱ売るのやめた」と言った場合、支払った手付金は戻ってこない。
そしてこの手付金のやりとりは「現金」で行われる。これが不動産購入の流れで1番驚いたと言っても過言ではない。振込みでもなく現金なのだ。僕からしたら滅茶苦茶な大金を1ミリ程度の厚さしかない茶封筒に入れて渡すというなんとも古風でリスキーなやり方だ。
僕の場合は「持ち回り契約」といって売主に直接手付金を渡すのではなく、たっちゃんに預けて売主に渡してもらった。

⑥ローン契約

2020年12月中旬〜2021年1月中旬
銀行にて契約。
詳しく書くと銀行には合計3回行くことになる。
・1回目
住民票と印鑑証明を渡しに行く。
リノベ会社は2社に絞れていて価格提示待ちだった。

・2回目(1回目から2週間後くらい)
ローン契約でものすごい数の書類にひたすら捺印&署名。この時に変動金利にするか固定金利にするか、八代疾病、がん保険は付けるかなどを決めた。
リノベ会社は決定していた。

・3回目(1回目から4週間後くらい)
買主、買主側仲介会社、売主、売主側仲介会社、銀行、行政書士が銀行に一斉に集まり、入金を行う。
●●,●●●,●●●円という金額が一時的に自分の口座に入りネットバンキングにて送信決済を行うが、普段数万、数十万単位のお金を送金したり引き出したりする時の方がよっぽど慎重で額が大き過ぎて仮想株トレードアプリのトレダビを操作してる時の感覚と似ていたのを今でも覚えている。
そしてこの日に鍵も引き渡されていよいよ物件の所有権が自分に変わる。


僕の場合はリノベを行ったので1回目の訪問時にリノベ会社をどこにするか、また価格がどれくらいになるかをいつ銀行側に提出するかの期日決め。
2回目の訪問時にはリノベ会社が決まった状態だった。


といった流れだった。
こんな楽しい経験を人生一度きりで終わらせたくないし、まだ経験してない人にはこの経験をしてみてほしい。購入相談は業者じゃないので無料でのります。趣味が内見なので同行も日程が合えばいつでもします。

「築地に家を持とう」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?