カナダの語学学校で大混乱
フリーランスとしてWeb制作の仕事をしているRame(ラメ)です。
4月末に無事カナダへ渡航し、現在は語学学校に通っています。
こちらにきてちょうど一ヶ月が経過し、だいぶ生活が落ち着いてきたので、この辺で振り返りnote書いていきたいと思います。
新しい生活の始まりにワクワク
2023年4月29日、無事にトロントピアソン空港に到着し、拙い英語でなんとか入国審査を済ませ、送迎ドライバーと合流して学生寮へ向かいました。
そこそこ良いお値段の学生レジデンスなので、部屋はとても綺麗でした。
長時間フライトで疲労もピークだったので、着いてすぐに爆睡しました。
次の日は一日空けていたので、周辺を探索しました。
とにかく道が広く、見たことのない犬種の犬(しかも大型犬ばかり)にいちいち反応していました。
動画を撮影していたら、見知らぬ人に話しかけられて写真を撮りました。笑
そしてついに、楽しみにしていた語学学校が始まりました!
語学学校で受けた洗礼
前提として、私は今回のカナダ留学の準備に一年かけてきました。
独学で中学&高校英語のやり直し、オンライン英会話、英会話教室、ビザなどありとあらゆる手続き、現地の調査、帰ってきた時のキャリアを見据えた目標設定などなど。
ですから、ちょっとやそっとでは挫けないぞ!そんな思いで渡航しました。
しかしやはり想像していた通り、現実はそう甘くありませんでした。
カナダに来て一周目、私は憂鬱な日々を送っていました。
まず、ほとんどの語学学校は最初に必ずレベル分けテストをします。
そして、レベル分けされた最初のクラスで私は大混乱しました。笑
大混乱理由その①
他の国の訛りが全く聞き取れない
まず最初の授業でディスカッションが始まった時に、他の国の方々が何を言っているか全くわからなかったです。
(え…今、英語を話してる?)と耳を疑ってしまうほどでした。
しかし、よくよく聞いているとちゃんと英語でした。笑
彼らが音読している時に、実際の単語のスペルと合わせて聞いていると、(え!その単語をそう発音してるの!?)という驚きの連続でしたが、ネイティブの先生は彼らの発音を完全理解しており、聞き取れない私はどんどん置いていかれるという状況で、脳みそが何度か強制終了しかけました。
後から気づいたのですが、私たち日本人にも特有の訛りがあるように、同じ母国語を持つ者同士で、お互いの訛りを理解しているようです。
現に、日本人同士の英語の聞き取りやすいことと言ったら・・・。笑
訛りはその国のアイデンティティー!と笑顔で言いたいところでしたが、日本人が私しかいないグループディスカッションでは常に置いてけぼりで、顔は無表情( ˙-˙ )、たまに言える言葉はI'm not sure.というなんとも悲しい現状でした。
大混乱理由その②
日本語でも考えたことのないトピック
そしてもう一つの大混乱理由が扱われるトピックの難しさです。
私のクラスでは、環境問題や観光公害、毛皮についてどう思うかなどなど、日本語ですらあまり考えたことのないトピックについて話し合いました。
(急に深いテーマきたー!ちょ…一度日本語で考えさせてー!!)と内心嘆きました。
英語はコミュニケーションツールなので、語学学校ではとにかくグループディスカッションやディベートで喋らせるということを頻繁に行います。座学だけで終わるということはありません。
それは覚悟していたつもりですし、そもそも深く考えることは好きなのですが、できれば少し時間が欲しいと思いました。
(そして急に話せと言われて話せるみんなは何者なのですか?・・・と。)
残念ながら、日本語でも考えたことないことを英語で言えるほど、私の語彙力は間に合っておりませんでした。笑
大混乱理由その③
人前で話すことに慣れてない
これは日本人あるあるですよね?と言わせて欲しいのです!笑
オンライン英会話などで多少はスピーキングの練習をしてきたものの、やはりなかなか大人数の前で堂々ど話すことに慣れていないため、グループワークならともかく、ディスカッションやディベートで注目を浴びるとまともに文法を組み立てらず、モニョモニョしているうちに他の方が話し出してしまいます。
他の国の方は、文法や発音が間違っていても堂々と話し始めます。人前がどうとか正しい文法で言えるかなんて、気にしていないように感じますし、英語を学びにきているのですから、その通りなんです。
しかし私は、申し訳なさや情けなさなど、あらゆる感情が相まって、最初のクラスは緊張と不安の連続でした。
なぜ、こんな英語力で着てしまったんだろう?
なぜ、もっと勉強しなかったんだろう?
なぜ、もっとリスニングをやらなかったんだろう?
なぜ、日本というとても恵まれた国に生まれて、不自由なく生きていたのに、こんな怖い思いをしているんだろう?
私は何を得たいんだろう?
情けなくも、そう思ってしまいました。
人の優しさに触れて自分を客観視する
授業中どこをやっているのか分からない、なんの話をしているか分からないということがよくありました。翻訳ツールを駆使しても置いていかれてましたし、先生に指名で質問されるのが怖かったです。
しかし私が困っているとよく、隣の席の男性🇧🇷が助けてくれました。
答えこれだよ!今ここやってるよ!と。
授業後、彼に「本当にありがとういつも助けられている」と伝えたところ、「気にしないで大丈夫だよ。Step By Stepでいこう」と言ってくれました。
その時、頭ではわかっていた、他人と比べたって仕方ない、それでもこれだけできないと周りと比べてしまう、そんな状況の中で改めて、比べていいのは過去の自分だけだと再確認しました。
そして、今のクラスでは私は自分を客観視する余裕が持てず、階段を一段ずつ上がることができないと悟り、私はクラスのレベルと一つ下げることに決めました。
レベルを下げるのは後退ではない、助走をつけてより高く飛ぶための準備だと。
自分のレベルを客観視し、確実に前に進むための選択だと信じて。
新しいクラスでリスタート
すぐに担当者にレベルダウンを依頼をしました。理由を英語で説明することすら緊張しました。笑
翌週には一つ下のクラスに移動しました。
新しいクラスのレベルは簡単すぎず難しすぎず、ここからまだ頑張ろう!という気力が湧いてきました。
それから数週間し、現在は友達もたくさんでき、授業中に先生に質問したり、授業中に笑い合ったり、友達に文法を教えてあげることもできるようになり、学校が楽しいです!
また、カナダという自分は何者でもないという環境に身を置くことで自分の本質がよく見えるようになりました。
見る角度が変わり、今まで見えていなかった部分が見えるようになったんだと思います。
楽しいことばかりではない、むしろ不安や緊張を感じている時間の方がおおいカナダ生活ですが、まだまだこれからです。
引き続き、多くの学びを得ていきたいと思います🇨🇦✨
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?