もうイヤだと思った時に読んでいる本
私は、仕事で自分の評価が下がった時に、斎藤茂太の「会社、仕事、人間関係がもうイヤだと思った時に読む本」という本を読んで、気分を落ち着かせる。
この本は、調子か良い時に読んでも、全く響かない。
今は、調子が良くないので、良く響く。
マーカーしているところの抜粋。
余計なことは考えずに、今やるべきこと、与えられていること、やりたいことをきっちりとやることである。
自分に対する評価は自分自身で下すものだと、自らを納得させることだ。
人生に比較はいらないのである。
会社の評価なんて、絶対的な評価ではない。
失敗を生かすように目標や手段を切り替えて、またチャレンジしてみてはいかがだろうか。
グチをこぼしながらやっていけばよいと思うのだ。
黙ってじっと耐えているうちに、不調の波は去っていく。
焦りは禁物だ。
他人のアドバイスを聞くのは、ほどほどにしておいたほうがいいだろう。
あなただけが、あなたがスランプからはい上がる方法を知っているのである。
今のあなたに足りないことを、上司の口をとおして神様が教えてくれているのかもしれない。上司の顔が神様に見えるくらいになれば、あなたも人生の達人である。
社会は潜在能力など認めてくれない。
まずは、人からの評価と、自己評価を比べてみる。
その差にこそ、自分が生きる方法、アピールする部分があるのではないか。
どんな職種も必然性があるから存在する」と考えて、「つまらない職種だ」という先入観を捨てなければならない。
リストラ予備軍として明らかに閑職へ異動させられたという不条理なものであれば、確かに落ち込むことは理解できる。
そんなときに、「仕事をしなくても給料をもらえるんだからありがたい」と斜に構えたり、不当人事を糾弾する行動に元気を注入できるようであれば問題はない。
仕事というのは、本来楽しいことばかりではない。
むしろ、苦しみの方が多いものである。
利益の事しか考えない会社と言う得体のしれないヤツの評価なんて当てにならないと開き直ってほしい。
新しい人生のスタートに年齢など問題にならないし、いつリタイヤしなければならないということもない。
生きがいと喜び、心のゆとりを発見し続けて行くことが、これからの人生にもとめられることなのだ。
仕事上のトラブルを抱えると、人は人生そのものを否定されているように思い込みがちだ。
しかし、仕事上の失敗は仕事に原因がある。
仮に、それがあなたの人格に起因するものであったとしても、あなたの存在を全て否定するものではない。
そもそも、仕事上の不幸で、人生の全て終わってしまったと思ってしまうあなたの生真面目さがトラブルを呼んでいるのかもしれない。
何度も繰り返しているように、人生というのは、いつでも軌道修正が可能であり、いくらでも選択肢はあるのではある。
人生は、甘くない。
勝つことより負けることのほうが多いかもしれない。
だからこそ、負け戦をどう戦うかだ。
負け戦の戦い方、そして、負けるが勝ちという貴い生き方を身につけたとき、あなたの魅力は、何にも代えがたいものになっているはずである。
繰り返すが仕事のために自分は存在するのではない。
自分のために仕事はあるのだ。
自分を本当に生かすためにもっと自分の好奇心を満足させてみてはいかがだろうか。
苦しい状況は、いつかは必ず終わる。
いつか状況は変化する。
それは信じていい。
だから苦しいときこそ、守りに入らず、思いきった挑戦をしてみよう。
失敗したっていい。
失敗のない成功はない。
何回かの失敗が、次の大きな成功につながるのである。
だからあなたが行き詰まって気分が落ち込んできた時には、自分の得意なところに戻ってみてはいかがだろうか。
楽々とうまくできることをやってみれば、あなたが今まで培ってきたものが決して失われたわけではないことに気付くはずだ。