【BD2】ヴァンガードの特性2は多分バグですって話
はじめに
そう、これは私Rameが最近狂ったようにプレイしているBravely Default IIについての話である。未プレイの人はとっとと買ってプレイしてください。神ゲーです。(でもB&DのCPU思考時間とクエスト履歴だけは許さん)
起
BD2で再序盤に手に入るアスタリスク、ヴァンガード。初見プレイでは多くの人がその高い物理耐久やヘイト管理のコマンドでお世話になったでしょう。特に、ジョブレベルを12まで上げてジョブ特性2が発現すると火力が一気に上がり使い勝手が大きく変化します。普通にビルドしても完成したすっぴんを鼻で笑う物理攻撃力になります。
あまりのゴリラっぷりに、プレイ中に「おかしくね?」と何度も思いました。まあそんなもんかとも思いました。結局クリア後には色々なコンボや縛りプレイについての研究や考察もして、ヴァンガードの特性とか割と存在を忘れていましたが。
承
そんな折、割とよくできた攻略本ということで定評のあるBD2のオフィシャルガイドブックを購入しました。これホント便利。ヴァンガードの特性2の説明はこのように記述してありました。
狙われるほど強く
狙われやすさの50%ぶん物理攻撃力、10%ぶんが会心率に加算される
なるほどね。ゲーム中の「『狙われやすさ』の値が高いほど『物理攻撃力』と『会心率』が上がる」というテキストはこういうことだったのかと納得しました。テキストを素直に受け取れば、ヴァンガードの狙われやすさは一番高いですし、他の火力を盛る特性と比べても普通の特性です。制作側もこのテキスト通りの意図で作ったのでしょう。
転
はい。というわけで検証しました。ずっとプレイしていると明らかに攻略本と違う火力になるのが分かります。どう考えても上がりすぎです。
具体的に言えば、レベル99のヴァンガードが物理攻撃力が30上がるはずのハイパーリストを装備すると60以上も物理攻撃力が上がります。小細工なしでです。なんでだよ。また、ヴァンガードをサブジョブに置いてサブ特性発現2をセットした際の物理攻撃力の上昇値も狙われやすさの50%とはかけ離れた値になります。変なので検証しました。
検証方法は面倒なので割愛して結論を。ヴァンガードのジョブ特性2「狙われるほど強く」の真の効果は
物理攻撃力が(狙われやすさの50%)%、会心率が(狙われやすさの10%)%上昇する
です。途中で数値を丸める処理が入るので僅かに計算結果と実数値に差があるかもしれませんが基本的な計算式はこれです。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、例えば狙われやすさが100なら物理攻撃力を1.5倍、会心率を1.1倍にします。
レベル99時の全裸ヴァンガードの狙われやすさは279なので物理攻撃力は約2.4倍です。最大倍率のラストリゾートが裸足で逃げ出す倍率ですね。ステータスの乗算をしているようなものなので、装備やレベルアップでステータスが上がるとヴァンガードの火力は跳ね上がっていきます。ちなみに最も数値上の恩恵を受けるジョブは物理攻撃力と狙われやすさが共に高いブレイブです。会心率の方もブレイブやギャンブラーで装備を整え、ヴァンガード特性2を発現すれば現実的に100に届きます。
結
こんなかっ飛んだ仕様にするつもりでは無かったと思います。ぶっ飛びすぎなので。あ、タイトルにある「バグ」っていうのは致命的なエラーとかではなく、制作側の意図せぬ動作という広い意味で使ってます。初代ポケモンの相性表みたいな。
このバグ、直してほしい(攻略本通りにしてほしい)かというと個人的には直してほしいです。強すぎるので。これのせいでステータスカンストのハードルが物理攻撃力だけ異様に低く、バフ系のアビリティが泣いてます。バーサク特化の戦術もほぼ意味を成しません。
さいごに
Q.実は攻略本の方が誤植でこれが本来意図された仕様だったら?
A.爆発四散して海の塵となります。