スキミング防止クレジットカードケースを試してみました
新しくカードケースを探していたときスキミング防止のカードケースもあり、セキュリティのことを考えるとそっちの方がいいのかなと思いましたが、収納できるカードの枚数が20枚以下のものがほとんどで、診察券などもあわせて40枚ちょっとを1つのカードケースに入れたかったので候補から外しました。結局買ったカードケースはこちらです。
自宅警備員なのでそもそもスキミングされそうな場所に行きませんし、今までそういう被害にあったこともないから必要ないかなと思いましたが、しかしなんとなく気になったので以下のカードケースを買いました。
クレジットカードの大きさは検索してみると国際規格として決まっており、
縦53.98mm、横85.60mm、厚さ0.76mm
なのだそうです。ですのでキャッシュカードや診察券などもカードケースに入れられるよう、同じサイズになっているのかもしれません(診察券によってはパウチされて大きくなっているものもありますが)。
今回購入したカードケースは
黒い方
縦57mm、横87mm、厚さ0.6mm
銀色の方
縦63mm、横91mm、厚さ0.3mm
でした。
銀色の方がちょっと大きいのですが、分かりにくいかもしれませんが写真のようにカードケースの周囲に縁のようなものがあり、2枚のフィルムを使ってケースを作るための糊付け(?)のための縁なのかなという感じがします。この部分をのぞいて内寸を測ると縦57mm、幅89mmと黒いケースとほぼ同じ大きさでした。
実験したいけどスキミングする機械がない
当たり前ですが、スキミングする機械は持っていません。じゃあどうやって確認しようか考えたところ、ICカードリーダーライターをまとめ買いしたとき、ソニーのICカードリーダーライターが非接触式なのでこれが使えると思いました。
カードはマイナンバーカードを使いました。
最初に普通に使ってマイナポータルにアクセスできることを確認したあと、黒いケースの方を試しました。
この状態でマイナポータルへアクセスしたところ、以下のようなエラーメッセージが表示され、ログインできませんでした。
次に銀色の方を試しました。
結果は同じで、マイナポータルへログインできませんでした(エラーメッセージは同じだったので省略)。
以前テレビで見たスキミング被害の特集でそのやり方が再現されていたのですが、洋服やバッグの表面に機械を当ててスキミングしていたので、今回試したICカードリーダーライターよりかなり強力なものだと思います。ですので実際に使われているスキミングの機械のときはどうなのかは不明です。
それと先にそれぞれのケースの寸法を書きましたが、黒い方がなんか厚い気がしたのでデジタルノギスで測ったところ、以下のように黒い方は0.6mm、銀色の方は0.3mmで、触った感じ通りでした。
ちょっとした違いかもしれませんが、カードが多いとちりつもでカードケースが余計に分厚くなってしまいます。そういうのを気にされるのであれば、銀色の方を使うのがいいと思います。
ICカードリーダーライターではありますが、ちゃんと読み取れないことが分かりました。
気になったことは当たり前と言えば当たり前なのですが、不透明なため、ケースに入れるとこのカードがどこのものなのか分からないことです。おもて面だけでも透明だと有り難いのですが、それではスキミング防止にはならないでしょうから、ケースにラベルなり付箋なり貼ってどこのカードなのか分かるようにするしかなさそうです。