DD Max M4を買う前に絶対確認しておくべき事
結論:BIOS画面でUEFIセキュアブートをOFFにしてWindowsが起動するか確認すること
3年前に買ったエプソンダイレクトのMR8300(Win 10 Pro 64bit版がプリインストールされたモデルで現在はWin 11 Proが動いている)に挿していたPLEX PX-W3PEがポロポロとドロップするようになったので、去年2枚買っていたDD Max M4のうちの1枚と交換することにしたのですが、その前にどこのマザーボードを使っているか確認するため、CPU-Zを実行した結果がこちら。
「マザーボード、自分たちで設計しているの?ホント?でもBIOSはAmerican Megatrends Inc.と先日購入したドスパラのGALLERIA(マザーボードはASUS)と同じだから同じような画面だろう」と思って、PCを再起動してBIOS画面を表示させたときの画面がこちら。
「うそ!」というのと「うわっ何十年ぶりに見るんだ、この画面!」という感情が同時に沸き起こった瞬間でした。
マウスカーソルなんてシャレたものなんかなく、キーボードのカーソルキーで上下左右に移動させてEnterキーで切り替え。とりあえず「Secure Boot」を「Disable」にして、
保存して再起動したら、こうなりました。
これまた懐かしい画面が・・・。
とりあえず起動するときのデバイスの順番を確認したら以下の通り。
ちゃんと記録を残してないので曖昧なのですが、これはSecure BootをDisableにしたときの画面。同じ画面なんだけど、Secure BootをEnableにするとこうなったように思います。
Secure BootがDisableの状態で起動ディスク(WindowsでいうとCドライブ)の順番を1番目に移動させ、
BIOSの設定を保存して再起動させた結果がこちら。
・・・・・。
もしかしてSecure BootをDisableにすると新たにWindowsを入れろってこと?UEFIとやらのOn/Offでブートストラップが違ったりするの?
試しに先日購入したドスパラのGALLERIAのBIOS画面でUEFIを「非UEFIモード」にして起動してみたところ、問題無くWindowsが立ち上がりました。
んんんんん???
何か他におまじないが必要なのかと他の設定も見てみたのですが、それらしいものは無いというか、設定できる項目そのものが圧倒的に少なく、いじろうにもいじれないといった状態。
ドスパラのGALLERIAでUSBメモリにWindowsのブータブルメディアを作ってはあるのですが、これをMR8300に使っても大丈夫なのか試したことは無く、というかBIOSではUSBを最初に起動メディアとして見に行くよう設定してあるのにUSBメモリから起動したことが今までに無く(Windows、Acronisともに)、USBメモリからの起動というものに対して非常に不信感があるのですが、次の録画時刻が迫っていることもあってSecure Bootの設定をEnableに戻してWindowsを起動。
MR8300でブータブルメディアを作ってみようかとも思いましたが、Windowsの再インストールとなったら面倒ですし、いろいろと環境を整えていたら絶対次の録画まで3時間半あっても間に合わないので、MR8300でのDD Max M4の導入は諦めました。
代わりにGALLERIAに入れているPT-3をMR8300に入れてPT-3を3枚差しにして、DD Max M4はGALLERIAに入れることにしました。
思い出してみれば、イマドキのPCだとPT-3を入れるときBIOSで「4G以上のデコーディング」を「Disable」にしなければいけないのですが(ASUSの場合はさらに[CSMの起動]を「有効」にしないと「4G以上のデコーディング」を「Disable」にしても「Enable」に戻されるという無間地獄に落ちる)、MR8300を買ってPT-3を入れるときにBIOSの画面なんて表示させた覚えはないし、今回初めてMR8300のBIOS画面を見たのですが、「4G以上のデコーディング」なんて項目は見当たらなかったので、Windows 11になったときマイクロソフトがハードウェアの仕様を変えたのかなぁくらいしか思いつきません(元々はIBMがAppleのパソコンに対抗するために作られたパソコンだったのでハードウェアの仕様もIBMが決めていたのをマイクロソフトとインテルが決めることになって、IBMはPCから手を引いた感じになったと記憶している)。
最初はこれも以前に買っておいてそのままにしていたPLEX PX-Q3PE5(4チューナーの方を買ってたつもりが8チューナーの方を買っていた)にしようかと思ったのですが、こちらのブログの最後に
と書いてあって、WinUSB版px4_drvを使えばPT-3並みに安定すると思っていたのですが、場合によってはこのようなおまじないをしなければいけないということを知り、PLEXを辞めてDD Max M4にしようとしたわけです。
そんなわけで、DD Max M4の購入を考えている方は、今使っているPCでUEFIセキュアブートをOFFにしてもWindowsが起動するか確認されてからにした方がいいと思います。3年前に購入したPCでこれですから、自作PCしているならともかく、PCメーカーから購入している場合は特に要注意です(それでもGALLERIAに買い換える前に使っていた自作PC(マザーボードはASUS)はMR8300より前に買っており、BIOSの画面もGALLERIAと同じような感じなので、あれこれ考えてみましたが分かりません)。
あとDD Max M4導入にあたって調べていたところ、UEFIやセキュアブートについて書かれた記事を見つけました。
11.UEFIブート = セキュアブートではない
セキュアブートを無効にしても、UEFI/GPT の Windows 10/8.1 は正常に作動します。
18.レガシーなOS、ブート ディスクを起動する場合
セキュアブートを無効にしただけでは、レガシーなDVDをブートできません。
この場合、CSM を有効にしてレガシーBIOS互換ブートすることも重要です。
WindowsをMBRでインストールする時も同様です
とあり、MR8300の起動ディスク(Cドライブ)を確認しましたが、GPTパーティションでした。CSMの設定はあったかなぁといった感じで覚えていません(今録画中でBIOSの確認ができません)。もうPT-3にしたことで解決できたので、これ以上調べるつもりはありません(たまーにドロップ 1なんてのを出していましたが、全部PT-3にして1週間になりますが、今のところドロップが全く出ておらず幸せなため、もしかしてドロップ 1はPLEXが・・・なんてことを思ったりもしています(えん罪だと思いますが))。
2017年の記事ですが、人によっては参考になるかもしれませんのでリンクを張っておきます。
余談ですが、MR8300のWindowsセキュリティの画面を見たら「メモリ整合性」がオフになっており、これも今回初めて知りました。GALLERIAではメモリ整合性をオフにすると微妙に不安定になるのでオンにしていますが、MR8300では安定しているため、「おま環」だけというわけではないように思います。
問題無く動いているのに変にいじっておかしくするくらいなら触らず何もしないのが一番だと思います。
そして、新しいサーバー用PCを買うのです。