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NVIDIAのドタバタ騒ぎ - 中国のAIプログラマーのスキルを可視化したものがあったのでとりあえず見てほしい

百聞は一見にしかず。とりあえずこの映像を見てほしい。

かなり長いが聞いてくれ。三行以上はある。

この映像はジムカーナという競技の練習をしていたときにビデオを撮られた方の映像をいただいたもの(私は映っていません)。タイムスタンプを見たら2002年だけど、実際に撮影されたのはその数年前だと思います。バイクの大きさに関係なく、速い人もいればそうでない人がいるのに気づかれるかと思います。車でやっている方もいらっしゃるようです。私もこれをやっていて、排気量は80cc、100cc、1100ccのバイクでやっていました。オリジナルにはBGMなどがありましたが、ジャスなんとかの方がうるさそうなので消しましたし、顔がハッキリと映っている部分はカットしています。下の写真は100ccのバイクでやっていたときの私の写真。これで身元がバレました。

とある大会や練習しているときに撮っていただいた写真

たまに「警察24時間!なんとかかんとか」という番組が放送され、その中で白バイ隊の方々の練習しているのを見たことがあるかと思いますが、あれをいかに速く走れるかの競技にしたものと思っていただければいいんじゃないかと思います。

クラス分けもされており、当時は速い人からA、B、C1、C2、Nとなっていて、初めての人はN(たぶんノービスのNだと思う)からのスタート。上のクラスに上がるためには大会で一番速く走った人のタイムが100%だとすると、105%以内ならB、110%以内ならC1、115%以内ならC2のタイムを出さなければいけません。1つズレているかもしれないけれど。その頃、Aの人は全国で10人くらいしかおらず、1人だけ女性がいました。

速い人は何を乗っていても速くて、あるとき50ccに乗っているBの人の後ろから上の写真のバイクで追いかけたのですが、どんどん離されていきました。え、なに、それって何度か追いかけようとしましたが全くだめでした。

他の時は900ccくらいのバイクに乗ったBの方と同じコースを2つ作ってよーいドンで競争をしましたが、同着でした。

ストレートなどただ単にアクセルをパカーンと開けていればいいだけならバイクの性能次第ですが、こういう走りで速く走ろうとしたらパイロン(三角のとんがりコーン)を速く回る必要があり、これは乗っている人のウデ次第。速い人とそうでない人では1秒くらい簡単に開きますし、あとは腕次第でいくらでも遅いです。1つのパイロンで1秒の差がついたとしたら、20個のパイロンがあったら20秒の差がつく。そんな競技です。F1やMOTO GPなんかもそんな感じだと思います。

バイクの教習所に行かれた方なら8の字やらパイロンスラロームをやられたと思いますが、あれをもっと速く走れるかを想像していただければより実感できるのではないかと思います。

毎週末、どこかの安全運転講習会やらライディングスクールに通っていましたが、講師役で来られた白バイ隊の人を追いかけ回すくらいにはなれました。もっともあちらはサイレンやら回転灯やらいろいろと余計なものが沢山ついててその分バイクが重くなり、その分大きなハンデを背負っています。そういうのが無ければ追いかけ回すことなんてできないでしょう。ただ、とある警察署主催の講習会に上の写真のバイクでタイムを計っていただいたところ、講師役の白バイ隊の人たちが集まってザワザワしていたので、それなりのウデはあったようです。

ある大会では雨でAの人でもなかなかタイムを出せないので多くの人が1つ上のクラスに上がれると思っていたら、とある600ccのバイクに乗られているAの人が人外のタイムを出してしまったため上がれない人が大量発生。かなりのブーイングを浴びられていました。私もNからC1になれるくらいのタイムを出していたので喜んでいたのですが、C2にしか上がれませんでした。

珍走団やそれに近い方々は遅く蛇行することに美学を感じられているようなので比較するのもアレですが、おそらくこんな走りはできないでしょう。ヘルメットを被らず乗られているようですので、60km/hあたりから風により目を開けるのが難しくなり、80km/hだとほぼ無理だと思います。ヘルメットのシールドを上げただけではそのようなことはないと思いますが、工事現場で働かれている方々が被っているようなヘルメットなら体感できると思います。なので珍走団の方々は60km/h以上の速度で走ることはまず無理だと思っています。だから遅く蛇行されているのだと思いますし、そういうことしかできないからそこに美学を求めており、それ以上の走りはできないと思っています。

またバイクの性能に助けられているのを自分のウデと勘違いされている方をかなり見かけますし、車でも同じような気がします。「そんなことはねーよ!」という方は一度交通安全講習会やらライディングスクールに一度行かれてみてもいいのではないかと思います。私なんかあまりにも下手くそすぎて自分を呪っていました。とりあえず一本橋で15秒以上を目指されてもいいのではないかと思います。私は車種にもよりましたが12秒あたりが限界でした。とある方は端まで行ったら、こんどはそのままバックしてスタート地点に戻り、またゆっくり前に進むという神業を見せてくれました。私は吉野家コピペの存在です。

なつかしフラッシュ「ゴルゴの吉野屋」コピペで流行ったアレ - ニコニコ動画

吉野家コピペずんだもん - ニコニコ動画

さて本題。

世界中のAIプログラマーは上記のジムカーナをやっていて、中国人のAIプログラマーが速かっただけというのが私の認識。プログラムでいったらより速いプログラムを書けただけの話。それ以外のAIプログラマーはCUDAという、使い勝手はいいのかもしれないけれど遅いプログラムを使ってNVIDIAのバイクに乗っていていたけど、CUDAなしで乗る方法を知らなかった、あるいはできなかっただけの話。単純にプログラミングスキルの問題だと思っています。

遅いバイクに乗った中国のAIプログラマーが速いバイクに乗ったAIプログラマーと同じタイムを出せた。バイクの性能差ではなく、ウデの差で負けた。それだけ。

「アルゴリズムとデータ構造」といった本でいろんなソートのやりかたを知り、実際にプログラムを書いてUnixならtimeコマンドとかで実行時間を比較したことがある方なら、アルゴリズムなりコードの書き方でその違いをご存じかと思います。オーダーでピキーンと来られた方なら実際にプログラムを書かなくても計算時間の違いが分かるかと思いますが、私はギリシャ文字で挫折した人間なので、logと言われても分からなかったので手を動かすことでしか違いが分かりませんでした。頭のいい人がうらやましいです。

私も何やっているのか分からないまま買ったりしますので同類だと思うのです。それがたまたまプログラマーらしいことをやっていたのと、無駄にコンピューター歴が長いだけの私はこんな風に見えていました。

NVIDIAの下げで買った人のポスト。バーゲンとはいかなかったみたいです(前日比の終値で10%の上げ)。

ハッカーズ (原著:1984年。日本語版:1987年): スティーブン・レビー

この本に出てくる「十進法プリント・ルーチン・プログラム」と同じ事をやったのが中国のAIプログラマーだと思っています。

ハッカーズ : スティーブン・レビー
ハッカーズ : スティーブン・レビー
ハッカーズ : スティーブン・レビー

以前、ゲームソフトの開発現場を取材した番組を見たことがあり、おそらく格闘ゲームだと思うのですが、1クロックを削るのに何日もかかってコードを最適化しながらプログラムを書かれていました。ああいうリアルタイムのものだと1クロックの違いでもそれが繰り返し使われる部分が多いと3GHz(1秒間に約30億クロック)回るようなCPUとかでもチリツモで大きな差が生まれます。

【電子復刻版】bit 1985年04月号(通巻194号)
「本物のプログラマはPASCALを使わない」

bit 1985年04月号(通巻)の「本物のプログラマはPASCALを使わない」

こちらについてポストをしたところ、「こんなの真に受けるな」と言われた方もいましたが、こういうので今回の差が生まれているわけですから、中国以外のAIプログラマーはAI研究の極々一部以外にも何かやる必用があるように思います。

NVIDIA(NVDA)はもう終わりだ!みたいな話も出てきましたが、乗っているバイクはいまだにNVIDIAですからなんかわけの分からないことを言っているなぁなんて思っていて、上記のX(Twitter)のポストの中でも中国製のAIプログラムのソースコードを読まれた方のポストを見ると、やはりプログラミングスキルの違いでしかありませんでした。

英語ですが、DeepLなりGoogle Chromeなら右クリックから日本語へ翻訳できますので読めないということはないかと思います。

ピーター・リンチはその著書でこのように述べています。

少し意識的に自分の仕事や近所の商店街など起こっていることを見るだけで、ウォール街が気づくよりずっと以前に、すごい銘柄を見つけることができる。自分の働いている業界の変化や、消費者としての情報を意識的に利用すれば、10倍になる株をみつけられるだろう。私のフィデリティ社在職中にしょっちゅう見かけたことである。

ピーター・リンチの株で勝つ[新版]―――アマの知恵でプロを出し抜け : ピーター・リンチ, ジョン・ロスチャイルド

ピーター・リンチの株で勝つ[新版]―――アマの知恵でプロを出し抜け : ピーター・リンチ, ジョン・ロスチャイルド

株価も簡単に戻していますので、今回の下げは何だったのでしょうか。なんとかショックにすらなれず、歴史に名を残すことができませんでした。

2025年1月27日 セクター別前日比
2005年1月28日 セクター別前日比
2025年1月27日 各種指数と保有銘柄前日比と年初来
2025年1月28日 各種指数と保有銘柄前日比と年初来

私なんかより仕事ができると思われる方も同じように思われていたみたいなので、とりあえず分かったような気になってても向かっていた方向は間違ってなかったようです。分かったような気になっていても方向が間違ってなければとりあえずなんとかなりそうです。雇う側からすると「危険!近づくな!シッシッ!」な存在ですが。

NVIDIAにも意地はあるでしょうから、何かしらの手を打ってくると思います。CUDAの最適化なのか、別の何かを用意するのか。アセンブラなんて使わず直接バイナリで書けなのか。これだとほとんどのAIプログラマーが脱落しそうな気がします。でもAIって人間の脳と同じようなものを作ろうとしているのでしょうから、GPUが何を考えているのかくらいは知っていてもよさそうな気がします。

ぼーっと何かしらの発表を待っていたらその発表の数年後に知るような気がします。

こんなことを書こうとしたら靴磨きの少年の話が出てきたので後回しになりました。


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