食道がん日記#43 年始早々、内視鏡検査
食道ESDの退院後から右耳・右喉に違和感が出てきた。年末頃には違和感から痛みに変わり、緊急で病院行く?行かない?と迷ったまま悶々と年を越すことになってしまった。
最初の食道がんのときも、下咽頭(輪状後部)がんのときも、耳痛から始まったのだ。だから私は耳の違和感・痛みにはとても敏感になっている。すぐに再発が脳裏をよぎる。嫌な予感を抱えたまま年末年始に入ってしまった。年始、病院の営業開始日を待って再診予約の電話をした。電話をした翌日に消化器内科で診てくれることになった。
消化器内科の医師に
・なるべく早く内視鏡検査を行ないたい
・頭頸部科の診察を受けたい
ことを伝えた。頭頸部科の診察は当日に、内視鏡検査は翌日に行われることになった。
頭頸部科は担当医師が不在だったため当番医師に診てもらった。鼻咽喉ファイバースコープで見る限りは特に問題はないとのことだった。耳・鼓膜も問題なし。少しだけ安心した。この時点で目に見えるほどの腫瘍があったらいろいろアウトなのだ。もし翌日の内視鏡検査で腫瘍が見つかったとしても、初期がんで見つかる可能性が高いと考えた。(もう絶対なにかあると思い込んでいる。)
内視鏡検査はESD手術の担当医が行なってくれた。私の鎮静剤の効きにくさを知っているので多めに鎮静剤を入れてくれて助かる。それでも眠れないし苦しいのだけど。事前に右耳・右喉が痛いことを伝えたので(カルテに書いてあるだろうけど)、喉もよく見てくれたように思う。
検査終了後、特に問題は見つからなかったとのことだった。カメラを通した際に出血したので念のため生検はしたが問題ないだろうとのこと。輪状後部の放射線治療の後遺症はまだまだ残っていて、カメラを通すだけで出血してしまうのだ。検査後は声がガラガラになってしまった。
何も問題は見つからなかった。こんなにうれしいことはない。
では耳痛の原因は何なのだろう。うれしさ8割、不安2割という感じだ。1週間後に再診の予約があるのでそれまでは気にし過ぎず経過観察してみよう。と思いつつ、次の内視鏡検査はいつにしてもらうかを考え始めている。新たながんにせよ再発にせよ、早く見つけること。後悔したくないから、なのかな。