身体に優しいふすまのスコーン「Bran scones」【Raluのパティシエ講座】#11
紅茶を飲む時のお茶菓子それがスコーンです。
スコーンはイギリスで発祥しました。
貴族文化が隆盛を誇った時16世紀~17世紀にお菓子というものが生まれます。
しかしお砂糖が高価で、甘いものは一般の人はなかなか口にできなかった時代でした。
東インド会社がインドにでき、お茶がイギリスにやってきて、イギリスの貴族たちはこぞって、紅茶を飲みました。
「となりの貴族より、早く、素敵な食器で、高価なものを」
というライバル心から、食器、グレード、飲み方、添えられるお菓子まで、
様々なものが開発され、発展して文化が成長しました。
一日2食だったその当時の食事は朝と夜だけ。
すると
アフタヌーン、午後3時頃お腹が空いて来ます。
それで、貴族たちは、小腹がすいた時に「アフタヌーンティー」というものをとるようになりました。
紅茶をミルクティーにして、
スコーンには、クロテットクリームとジャムを添えて食べるのが本来の形式です。
今日はそんな高カロリーお菓子スコーンを少しヘルシーに、身体に優しいものにアレンジして作ったものを紹介します。
【材料】
(スコーン)
★100g ふすま(ブラン)
★100g 小麦粉
★小さじ1 ベーキングパウダー
50g 冷えた角切りのバター
50g ★三温糖
80ml 水
【作り方】
①★の材料をボウルに入れ、かき混ぜる。
②冷えた角切りのバターを少しずつ加え、こねる。
③水を少しずつ加え、こねる。
④台に打ち粉をし、ひとまとめになるまでこねたらラップをし、その上で麺棒で伸ばして行く。
⑤一度たたみ、1/4回転させ綿棒で伸ばす。これを2度行う。
⑥1~1.5cm程の厚みになるように伸ばし、お好みの型で抜く。
⑦220℃に予熱したオーブンで10~15分ほど焼く。
⑧2つ1組で合わせて、下にくるスコーンの上部分を平らに切理、重ねる。
⑨ヨーグルトとジャムを添えて完成!
(ベリーのジャム)
【材料】
75g ミックスベリー (冷凍)
25g 砂糖大さじ
1/2 レモン汁
【作り方】
①鍋に凍ったままのミックスベリーと砂糖、レモン汁を入れ強火にかける。
②沸騰したら弱火にし焦げ付かないように木ベラで混ぜながら10分程加熱する。
③汁気がなくなり、とろみが出たら火を止める。
④粗熱をとり、完成!