僕の4日間が元カノに奪われた話 完結編
〜山下美月 中編〜
色々なことがありまして最終日。
今日は仕事のため、少し早起き。
美月:おはよう
〇〇:おはよう
美月:早いね
〇〇:今日仕事だからな
美月:えっ!今日仕事なの?
〇〇:うん
美月:聞いてない!
〇〇:だって聞かれてないもん
美月:むぅ...
〇〇:そんなわけだから早く携帯返せ
美月:なんで!
〇〇:仕事に必要だからだよ
美月:それなら仕方ない...
渋々と携帯を返す美月。
実に3日ぶりの携帯には通知がたくさんあった。
美月:...で、史緒里って誰?
〇〇:...え?
美月:史緒里って誰なんだろうなぁーって
〇〇:職場の人だよ
美月:...本当に?
〇〇:本当だよ
美月:ふーん
〇〇:いや、なんだよ
美月:職場の人が夜に電話かけるかなーって思って
〇〇:え?
美月:昨日〇〇がお風呂入ってる時に電話きてたよ
〇〇:へ、へぇーそうなんだぁ
美月:本当に職場の人?
〇〇:やべ、もうこんな時間だ!
早く仕事に行かなきゃ!
美月:あっ!話を逸らすな!
〇〇:いや、本当に遅刻する!
美月:ふーん
〇〇:お前もだぞ
美月:え?
〇〇:僕仕事だし今日で終わりなんだから荷物持って出ろ
美月:ちょっ!ちょっと待って!
こうしてバタバタしながら家を出た。
〇〇:ふぅー...間に合ったぁ...
家を出てすぐ美月を置いて
一目散に仕事に向かったのが功を奏したのか
なんとか始業時間に間に合った。
??:おはよう笑
なんか疲れてるね笑
〇〇:おはよう、史緒里さん
この人は2週間ほど前から付き合い始めた
久保史緒里さん。
〇〇:遅刻しそうになって焦った...
史緒里:そうなんだ笑
〇〇:史緒里さん、昨日電話出れなくてごめん
史緒里:ううん?大丈夫だよ笑
〇〇:事情があってね
史緒里:そっか
〇〇:あとで詳しく話すよ
史緒里:待ってるね?
〇〇:うん笑
そして店が営業を始めて程なく時間が経った。
〇〇:あっ、史緒里さん?
史緒里:どうしたの?
〇〇:ちょっと相談があるんですけど...
史緒里:うん
〇〇:実は...
そう言って仕事の話をする。
すると、美月がこっちに向かって歩いてくるのが見える。
〇〇:げっ
史緒里:?
美月:〇〇?
〇〇:...人違いです
美月:嘘つけ笑
〇〇:...史緒里さん助けて
史緒里:えっ?えっとどちら様?
〇〇:えっと、この人は
美月:どうも笑
〇〇の許嫁です!
史緒里:えっ!
史緒里さんがびっくりしてこっちを見る。
〇〇:違います。この人は元カノです
美月:どうも笑
史緒里:は、はぁ。
それで〇〇君に何か?
美月:〇〇じゃなくてあなたに言いにきたの
史緒里:私?
美月:うん
史緒里:なんでしょうか?
美月:〇〇と結婚するのは私だよ!
〇〇:はぁ!?
史緒里:ちょっと声大きいよ
〇〇:あ、ごめん
美月:史緒里さんより私の方が〇〇にふさわしい!
史緒里さんはこっちを見る。
〇〇:史緒里さん助けて...
史緒里さんは僕の様子を見て美月と向き合う。
史緒里:...とりあえずお名前聞いても?
美月:美月だよ
史緒里:美月さん?何があったのか分かりませんけど〇〇君に迷惑かけないでください。
〇〇君が困っていますよ?
美月:えぇ〜迷惑なんか...
史緒里:それに、〇〇君にふさわしいかどうかは〇〇君が決めることですし、私の方が一緒に幸せになれると思ってますよ?
美月:...
美月が黙っているところにたたみかける。
史緒里:今〇〇君と付き合ってるのは私なので。
あなたに〇〇君は渡しません
きっぱりと言う史緒里さんのかっこよさに
驚いている〇〇。
美月:絶対に〇〇とくっついてみせるんだから!
史緒里:それは無理なので諦めてください
美月:ぬぅ...諦めないんだから!
そう言って去っていった。
あんなアニメみたいな去り方するやつ初めて見たなと思っていると。
史緒里:...〇〇君、助けたよ笑
〇〇:史緒里さんありがとう笑
本当に助かりました
史緒里:まぁ、〇〇君を助けるためならやるよ笑
〇〇:もう、大好き
史緒里:ちょっ//
急にやめてよ//
こうして嵐のような4日間が終わった。
史緒里:〇〇君にもっと好きになってもらうために頑張るね笑
史緒里さんが最強です。
どうだったでしょうか?
ここまでが実話です笑
思い出すだけでも恐ろしいです笑
今の彼女に感謝ですね笑
前回の話が5ヶ月前で投稿がめちゃくちゃ空いたことをお詫び申し上げます🙇
なんとかあげれてよかったです!
感想やリクエストなどたくさん待ってます!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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