見出し画像

ついにあの2人が出会いました



〜しおれもん 中編〜



蓮加:お待たせー!



〇〇:おう、蓮加


蓮加:〇〇早いね
もしかして時間遅れちゃってた?


〇〇:全然間に合ってるよ
僕がちょっと早く来ただけだから


蓮加:やるぅ〜♪


〇〇:え?笑
何だよ笑


蓮加:イケメンの発言だー


〇〇:別にそんなことないから笑
事実なんだし笑


蓮加:ふふふっ笑
ありがとう笑


〇〇:じゃあ、行く?


蓮加:えっ?



〇〇:え?


蓮加:なんか言うことないの?


〇〇:何か?


蓮加:...はぁ〜...


〇〇:...何だろう?


蓮加:イケメン撤回


〇〇:イケメンじゃないし、
なんだイケメン撤回って笑


蓮加:だから彼女出来ないんだよ


〇〇:なっ...
人が気にしてるところを言いやがって...


蓮加:ふんっ


〇〇:いいもん...
僕なんか彼女なんて出来ないんだから...



そう言いトボトボと歩いていく〇〇。



蓮加:あぁー!
ごめんごめん!言いすぎたっ!


〇〇:良いもん...


蓮加:ほらっ!ねっ!
...大丈夫だよっ!


〇〇:中身薄っ



拗ねる〇〇となだめ方が下手くそな蓮加だった。



蓮加:(精一杯可愛くしたから褒めて欲しかったのに...)




〇〇:...蓮加かわいいね


蓮加:ふぇっ//


〇〇:服もすごい似合ってる


蓮加:...うるさいっ!///バシッ


〇〇:痛っ!叩かないでよ


蓮加:うるさいっ!//


〇〇:あれ?なんか顔赤いよ?


蓮加:あーもう!うるさい!黙って!


〇〇:はいはい笑


蓮加:ずるいよばか...///


照れ臭くて顔を見られないようにする蓮加だった。




史緒里さんと待ち合わせしているカフェへ向かっている途中。


史緒里さんから電話がかかってきた。



〇〇:もしもし


史緒里:あ、〇〇君、ハァ、
あとハァ、どれくらいで、着く?


〇〇:あと5分くらいですかね


史緒里:あぁ、よかった(小声)
じゃあ、ハァ、お店に入っておくね!


〇〇:分かりましたけどなんか息切れしてません?笑


史緒里:えっ?い、いやしてないよ


〇〇:してる人の言い方なんですよ笑


史緒里:と、とりあえずお店の中で待ってるから!



なんか、疲れてそうな感じだったな笑



蓮加:...





...で、何でこの人は睨みつけてるの?
怖過ぎるんですけども。
いや、これかわいいやつか。



〇〇:あ、あの、蓮加さん?


蓮加:ふーんだ!


〇〇:えぇ...?


蓮加:クソアマめ...
思い知らせてやる...


〇〇:怖すぎるんでやめてください





カランコロン♪



店員:いらっしゃいませ


〇〇:待ち合わせです


店員:でしたらあちらです


〇〇:ありがとうございます


史緒里:あ!〇〇君!



〇〇:あっ、し...



ギュッ。



〇〇:えっ?



左腕に蓮加が抱きついていた。



蓮加:〇〇、この人が?


〇〇:そ、そうだけど


蓮加:あっ、どうも〜
〇〇の彼女です♡



蓮加の衝撃な一言で空気が冷たくなったのを感じた。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?