天才的なアイドルは弟を好きすぎる
〜山下美月 単発中編〜
れんげさんの企画作品になります!
美月:ねぇ、お願い!
〇〇:やだよ
美月:なんでよ!
〇〇:嫌だからだよ
美月:ひどい...
〇〇:いや、普通だろ
みなさんこんにちは。
山下〇〇です。
どういう状況かって?
説明しましょう笑
まずはこの人は姉の山下美月。
みなさんご存知の通り乃木坂のメンバー。
もちろんアイドルとしてもすごいが、
最近は女優としてもものすごく活躍している。
いつ休んでるんだろうと心配してるぐらい。
まぁ、直接言わないんですけどね笑
そんな姉だが、超ブラコンだ。
姉が中学になってからブラコンが爆発した。
そのせいで僕は彼女もできずに過ごしていた。
まぁ、今は彼女いるんですけどね(小声)
そんな姉のライブに一回だけ行ったことがある。
思い出したくもないぐらいの悲惨な状況だった。
それからライブに行くことは無かった。
そして今、姉からライブに誘われている。
大好きな弟にライブに来てほしい姉と
二度とライブに行きたくない弟。
状況説明はこんな感じで。
〇〇:なんでそんなに来てほしいんだよ
美月:〇〇がいないとライブ盛り上がれない!
〇〇:それはアイドルとしてどうなんだ
美月:まぁまぁ、こんなに愛してるんだからいいでしょ?
〇〇:その言い方すごい嫌だ
美月:なんで!色々尽くしてるのに!
確かにそれは事実。
僕の私物はほとんど姉が買ってきたものだ。
元々欲がないため、あまり自分で買ってなかったがどこからか買ってくる。
〇〇に良いと思って買ってきた!
というのが多い。
〇〇:まぁ、それはそう
美月:でしょ!私は〇〇で出来てるの!
〇〇:何言ってんだ
美月:だから良いでしょ!
〇〇:...分かったよ
美月:やった!
〇〇:条件がある
美月:良いよ!
〇〇:友達と行くから2人分ね。
美月:分かった!
あれ?なんか忘れてる気がするけどいいか。
そしてライブ当日。
彼女:楽しみー!
〇〇:テンション上がってるな笑
彼女:初めて来たからね!
僕は彼女と来ていた。
行くなら一緒に行こうと思っていた。
〇〇:そんなに乃木坂好きだったっけ?
彼女:じゃなかったけど〇〇君がよく聞いてるから好きになった
〇〇:まぁ、聞いてるというよりも聞かされてた感じだけどね
彼女:ふふっ笑
そしてライブが始まった。
美月:あ!〇〇だ!
〇〇に向けて色々やる美月。
〇〇:うわ、すんごいこっちにやるじゃん...
彼女:確かに笑 ファンサすごいね笑
〇〇:笑いごとじゃないけどね笑
彼女:いいじゃん笑
天才的なアイドル様って感じで笑
〇〇:なんだその感想笑
美月:むぅ...誰よあの女
と、〇〇の彼女を睨んでいた。
〇〇:ライブ中のアイドルの顔じゃないだろ笑
そしてライブ後。
〇〇:よし、帰るか
彼女:そうだね
〇〇:夜ご飯何食べる?
彼女:ん〜、お肉食べたくない?笑
〇〇:確かに笑
すると〇〇のスマホから着信音が流れる。
スマホの画面を見ると姉からの電話だった。
〇〇は嫌な予感がしてそのままにした。
しかし、何回もかけてくるので
仕方なく電話に出ることに。
美月:〇〇!
〇〇:うるさいうるさい
突然の大声にびっくりして耳からスマホを離す。
美月:なんで1回で出ないの!
〇〇:嫌な予感がしたから
美月:私の電話は1秒で出て!
〇〇:いや、それは無理だろ
美月:えぇ〜
〇〇:...で、何?早くご飯食べたいんだけど
美月:楽屋に来て!
ほら、嫌な予感が当たった。
忘れてたのこれだったか。
楽屋に行かないからねって言えば良かった。
〇〇:行かない
美月:なんで!
〇〇:腹減ったから
美月:ご飯連れてってあげる!
〇〇:そういう問題じゃない
美月:美月ちゃん頑張ったから労いに来てよ!
〇〇:...よく頑張りました、じゃ
美月:あっ、ちょっ!
ツーツー。
〇〇:...ふぅ
彼女:良いの?
〇〇:いいよ笑
彼女:私会いたいなー
〇〇:絶対やめた方がいい
彼女:そっかー。ま、しょうがないもんね笑
〇〇:よし、食べに行こ
彼女:ここ?
〇〇:うん、美味しい焼肉屋さん
ガララッ
〇〇、美月:あっ
ガララッ
〇〇:...よし、別のとこ...
ガラララッ
美月:〇〇!!
〇〇:やめてください、人違いです
美月:いや、〇〇だ!!
〇〇:はぁ...なんでいるの?
美月:打ち上げ!
〇〇:なるほどね、じゃあ
美月:〇〇も来て!
〇〇:やだ
美月:奢るから!
〇〇:...しょうがない
美月:よし!ってそっちは?
〇〇:僕の彼女
美月:ふんふん、彼女ね...って彼女!?
〇〇:うん
美月:なんで!?私で十分でしょ!?
〇〇:僕だって彼女作るよ
美月:なっ...!ショック!
〇〇:彼女の分まで奢ってね
美月:な、中で尋問する!来い!
〇〇:ごめんね?
彼女:ううん、大丈夫笑 負けないよ?
〇〇:え?
彼女:私の方が〇〇君のこと好きだからね笑
〇〇:これ、やばいかも...
その後打ち上げは色んな意味で大盛り上がり。
〇〇にとっては思い出したくないものとなった。
どうだったでしょうか?
今回はれんげさんの企画作品になります!
ブラコンなアイドル書いてみたかったんですよね
僕にしては結構文字数多めでお届けしました笑
感想やリクエストなどたくさん待ってます!
ここまで読んでくださりありがとうございました!