僕の彼女はスイッチが入ると止まらなくなります
〜筒井あやめ 中編〜
〇〇:...
あやめ:...
〇〇:...へへへっ笑
あやめ:...むっ
あやめは〇〇の方に手を伸ばした。
〇〇:...ふごっ!!
あやめ:あ、起きた
〇〇:鼻つまむなよっ!
あやめ:でもこれが1番起きるじゃん?
〇〇:起きたけどさぁ...
あやめ:寝るのが悪い
〇〇:だって眠かったんだもん
あやめ:せっかく学校休みなのに
〇〇:休みなんだからいいじゃん
あやめ:私をほったらかしにして...
〇〇:それはごめん笑
あやめ:まぁいいけど
〇〇:ほっ...
あやめ:色々やってもらうからいい
〇〇:ご勘弁ください
あやめ:ふんっ
〇〇:てか、課題やらなきゃ
あやめ:早く終わらせて?
〇〇:頑張ります
あやめ:早くイチャイチャしたいから
〇〇:もうめちゃめちゃ頑張れる
あやめ:ふふ笑
そして、課題が1問だけ解いた時。
あやめ:ねぇ
〇〇:んー?
あやめ:和って誰?
〇〇:...えっ?
あやめ:「えっ?」じゃなくて、誰?
〇〇:なんで和のことを?
あやめ:いいから、答えて?
〇〇:誰って別に...
あやめ:別に?
〇〇:あ、いやなんでもないです
あれ?
これやばいやつか?
あやめ:で?誰?
〇〇:同級生です
あやめ:ふーん
〇〇:和がどうしたか?
あやめ:なんかね?
和からあるメッセージが届いたんだよね
〇〇:メッセージ?
あやめ:〇〇君は私がいただきますって
〇〇:...へ?
あやめ:これはどういうことかな?
〇〇:何もわからん...どういうこと?
あやめ:宣戦布告してきたんだよね
あいつ...なにやってんだああぁぁ!!
何でそんなことしてんの!?
〇〇:その状況が信じられん...
あやめ:で?〇〇はどう思ってるの?
〇〇:どう思ってる?...和を?
あやめ:うん、教えて?
〇〇:何とも思ってないよ
あやめ:ほんと?
〇〇:ほんとだよ
あやめ:その割には名前呼びだし
〇〇:それは呼ばざるを得ない状況を作られたから
あやめ:ふーん
〇〇:ほんとだから!何とも思ってない!
あやめ:さっき夢の中で和にデレデレしてた
〇〇:...えっ?デレデレ?
あやめ:うん、〇〇が寝言で
「和...かわいいね//」って言ってた!
僕何やってんの?
そんなこと言ってたの?
確かに夢の中に和が出てきた気はするけど...
あやめ:というわけで執行します
〇〇:え?し、執行?
あやめ:〇〇にはあやめしかいないって体に教えてあげないと♡
〇〇:あ、あやめ?落ち着こう?
あやめ:私は落ち着いてるよ?
〇〇:怖すぎるから!落ち着いて!
あやめ:覚悟しなさい
それ以来、〇〇はあやめなしでは生きられなくなった。
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