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脊振山系全山縦走1泊2日!冬の陣。単独行。

こんにちは。
スタッフ田村です。

先日、脊振山系を1泊2日で縦走してきました。
今回はソロです。

西は十坊山から東は基山まで、総距離約70km、獲得標高は登りと下りで約5,000mずつ。

脊振全山縦走をやる場合、比較的日が長い春先または秋口がベター。(夏は暑すぎて難儀する)
しかし今回は11月。初冬。
明るいうちに行動を終えようとすると、かなりタイトなスケジュールになります。
さらに、就寝時の防寒対策も必須になりますので、持っていく荷物も考えないといけません。


というわけで、今回は自分にとってもチャレンジングな山行になりました。

それから、いろいろと節目のタイミングでもあります。
ここでまたイチからしっかり山を歩いてみるかと、そんなような気持ちもあったのかもしれません。


それでは、レポートのスタート!

1日目は、福吉駅 ⇒ アゴ坂峠。


7:34 福吉駅

車両点検で30分ほど電車が遅延。
スタートが若干遅れてしまいました。
貴重な30分が。。

焦らず急がずじっくり行きなさいよ、というメッセージだと前向きに捉えて、いざ出発です。


8:18 十坊山

とは言え、かなりハイペース。
元気なのは最初のうちだと分かっておりますので。笑


天気も大丈夫そう。


9:22 浮嶽


気温は8℃くらい、かな。
身体を動かしていると暑いくらいなんですが、時折ひゅうっと冷たい風が吹きます。


浮嶽神社上宮。


小休止。


10:07 女岳

このあと、下りで足を滑らしお尻を強打!
なんてこった。油断は禁物ですな。。


10:53 荒川峠

「オレは摂取す」サンプルをいただいたので試食し一息つく。
試食というか試飲。
かなりサラリとした液体状のジェルでスーッと口に入ります。美味。


12:27 羽金山

山頂はスルーしました。

ちょっと休憩してお昼ご飯。
朝コンビニで買ってきたおにぎり(×2)を頬張る。

そして長野峠へ。(結構荒れていた)


雷山が見えてきました。

長野峠から雷山、このあたりが1日目の一番ツライところかな。
糸島セクションの激しいアップダウンのあとなので、疲労もピークに。


14:43 雷山


ここでも補給食を。
「ハイカーボ300」これで300kcalを補給できます。

細やかな補給が後半の粘りに効く!…はず。


15:45 井原山


福岡市内を一望。


16:57 三瀬峠

井原山から三瀬峠への地味~な下り。
精神的に参るところ。

そして、このあたりでスマホのバッテリーが少なくなってきましたので、モバイルバッテリーで充電を…と思ったら、なんとモバイルバッテリーが作動しない!
なんてこった。
スマホの電源が落ちる。

というわけで、ログはここまで。
位置情報の確認も今後一切できません。うーむ。困った。


18:01 アゴ坂峠

ヘッドランプなしで行けるかなーと思って歩いていたら、最後ちょっとだけ道に迷う。笑

暗くなったら早めにヘッドランプを点けましょう。

そしてGPSアプリは現在地の把握に便利なので積極的に使いましょう。(←スマホの電源は落ちている)

冬は17時過ぎると一気に暗くなります。(←当たり前)

尾根へと登り返し、20分ほどロス。
一日目の行程終了。


今日の寝床は、ファイントラックの名品「ツエルト2ロング」です。
だいぶ荷物のコンパクト化と軽量化に貢献してくれました。


そしてこちらは「オレは摂取す」のリカバリー。
アミノ酸含有量が多く、負荷がかかった運動後に最適。

サラッサラで爽やかなゆず風味。
この摂取しやすさは、疲労がたまって食欲がなくなった際も安心だと思いました。


足元はザックに突っ込んでシュラフカバー代わりに。
(クラックスは完全防水ザックです)

ちなみに今回、シュラフを2枚重ねました。
3シーズン用の450と夏用の190を重ねることで、ダウン量が640gになります。数値上は冬用シュラフ。

快適に就寝できました。





2日目は、アゴ坂峠 ⇒ 原田駅。


6:44 アゴ坂峠

なかなか明るくならず、いやだなあどうしようかなあと、味噌汁をすすりながら待機。
やっと空が白み始めました。

出発。


すぐに森が赤く燃え始めました。


日の出です。


7:18 金山


いやあ、2日目も素晴らしい天気です。


福岡市内の皆さん、おはようございまーす!!


そして、金山から脊振山への縦走路は、わたし個人的に一番好きなセクションなのです。
太陽のあたたかさと、キリリとした朝の空気、美しい原生の森。ササもきれいに刈ってありますねえ。
嬉しい。

しかし、前日に強打したお尻がズキズキと痛み、あまりペースは上がらない。笑


8:06 小爪峠

少し霜が降りている。


8:43 鬼ヶ鼻岩


脊振山はまだまだ先です。


9:01 椎原峠


脊振山へ。


10:16 脊振山

最後は車道を歩いて、山頂へ。
弁天さまにご挨拶。


そして、エイドステーションで補給。
今回はこんなやつにしました。

人工甘味料がビリビリと痺れます。
美味しい~生き返る~


そして蛤岳へ。
しばらく、登山道が崩落しており、車道で迂回していたのですが、今回は通過できました。
まだ崩落している個所はありますので注意してください。


森の風景。


12:04 蛤岳


12:16 蛤水道


13:09 坂本峠

このあたりも地味に長くて疲労がたまる。


15:05 九千部山

よーしあとは下るだけだぞう!


…と思ったら、権現山への石段。ぐうう。
日暮れまでの時間がギリギリになってきましたので、ピークはスルーしました。


柿の原峠を越え、ラストは延々と車道。


17:41 基山

ヤッターなんとか暗くなる前に到着しました。


帰るよお!
街には明かりが灯り始めている。


しばらく休憩しているとすぐに暗くなってきました。

ヘッドランプを点けてゆっくり安全に下ります。


18:38 原田駅

最後は真っ暗になってしまいましたが、無事にゴール。
原田駅に到着しました。

2日目はなかなかペースが上がらず、しっかり12時間かかってしまいましたね。

しかし、前回歩いた時に比べると身体へのダメージは随分少ない。
それから、初日の夕方からずっとスマホの電源が落ちていたことで、なんだか集中力や注意力も高まって、逆に良かったかもしれない。


1泊2日。
おかげさまで、苦しくも楽しく歩き通すことができました。
いやあ良かった。



帰ってきたらしっかり靴は洗いましょう。
インソールもちゃんと抜いてね。
紐は面倒なのでそのままの場合が多いです。わたしの場合。


ちなみに今回、紐の一番前のところは通さずに結んでいました。
これがとても調子良かった。

距離や時間が長くなった際、足がむくんでちょっときつく感じる時があるんだよね~と言う方はお試しください。


長々とどうもありがとうございました。

それではまた!^^


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