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九州脊梁山地で初冠雪!1泊2日テント泊。

こんにちは。
スタッフ田村です。
先月に引き続き、またまた九州脊梁山地へ行ってきました。

今回はテント泊装備で1泊2日。
脊梁山地の西の端、五家荘エリアの二本杉峠から、雁俣山、京丈山、平家山を経て、主峰国見岳を目指す欲張りルート。
そして、
余裕があれば、五勇山、烏帽子山にも足を運びたいナア...っと ⇒ 全く無理でした。後述します。

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8:00 二本杉峠 駐車場

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昔ながらの素敵な茶屋「東山本店」の向かい側が登山口です。

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杉林を登って行きます。

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8:50 雁俣山

ちなみに、紅葉・黄葉のピークは過ぎていましたが、
時折、鮮やかな赤、オレンジ、黄色を見ることができました。

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シロモジのこの美しい黄色。
福岡近郊ではなかなか見ることができません。

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苔に覆われた石灰岩が見えてきたら、まもなく京丈山です。
幻想的な風景です。

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10:55 京丈山

今回も天気は悪く、展望はゼロです。残念。
パーッと晴れてくれても良かったんですけどね~

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ほどなく杉林のセクションが終わり、

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平家山への縦走路へ。

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脊梁らしい原生林の尾根を歩いていきます。

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ものすごく大きなブナが突如出現したりします。
圧倒的。美しい。

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尾根沿いは既にほとんど落葉していましたので、また来年ですね。

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12:40 平家山

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13:00 後平家山

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こういったドデカイ倒木も脊梁ならではの風景。

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と、ここで大粒の雨かと思いきや、氷のかたまりがビシビシ降ってくる。
雹ですね。
強風も相まって、めちゃ痛い。

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うひょーとしか言いようがないっす。。

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14:30 国見岳

というわけで、悪天候の国見岳山頂は危険な状態。
強風。雹まじりの雨。痛い。寒い。
直下で適当にテントを張って荷物をデポして、五勇山方面へ~なんて考えていましたが、この天候だとちょっと楽しめないだろうと判断し断念。
テント場も少し標高を下げた方が良いだろう。
というわけで、逃げるように下山。

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霧氷もすくすくと。

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水場で補給。
川辺川の源流だそうです。

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ちょろちょろですがバッチリ生きてます。

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標高を200mほど下げ、風が弱まってきたところで、ちょうど良い感じの広場がありました。
というか、脊梁は気持ち良さそう~な幕営適地が随所にあります。

今回の日程は、寒冷前線の通過とピシャリとかぶっており、朝方にかけて0℃近くまで気温が下がる予報。
というわけで、テントはしっかりめ。
寝袋は3シーズン用ですが、防寒着を多めに準備。
サーマレストのZライトの下にオールウェザーブランケット。

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フロア全面にオールウェザーブランケットを敷きつめました。
今回初投入してみましたが、底冷えは全く無し。
かなり安心感あります。オススメ。
約152×213cm/約350g

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「なんだなんだ~」と鹿さんたちが覗いていました。



朝方。
目を覚ますと4時。
「あら?テントが内側にたわんでいる...?」

外を見てみると、前日とは全く違う世界が広がっていました。
テントを内側からバンと叩くと、ザザザーッという音とともに、たわんだテントも元通りになりました。

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これは大ピンチか!?
いやいや、ぐっすり眠れたし、水もたっぷりあるし、食料も行動食も余分にある。
スマホもモバイルバッテリーも、冷えて無駄に消費しないように寝袋の中に入れて寝たのでバッテリーは充分。
濡れていない着替えも防寒着もある。
うむ、これは全く問題なし。
むしろワクワクしている自分がいる!

お湯を沸かし、コーヒーを淹れます。
そして朝食。
起床。

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6:30 朝


いやー積もりました。
かなり冷え込むだろうという想定はしていましたが、まさか脊梁の初冠雪の夜~朝を山の中で過ごすことができるとは。

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というわけでして、
わたし個人としましても今シーズン初のスノーハイク。
防水のグローブと、チェーンスパイクを持参すべきでした。

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ところどころに鹿の足跡。

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ウキウキで帰路に。
しかし、段々と天候は悪化しているようで、かなり強く吹雪いてきました。
これは長居は無用。先を急ぎます。


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京丈山を越えたあたりで、雪が雨に変わり、厳冬の風景から晩秋の風景に戻ってきました。
ここまで休憩なしで4時間弱。
冷たい雨が身体を冷やしますが、精神的なところで言うと正直ホッとひと安心。

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無事下山。
11:35に二本杉の駐車場着。

距離は往復で約32km。行動時間は約12時間。
獲得標高は上り下りともに2,400mちょっと。


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東山本店さんで、温かいお蕎麦を頂きました。
御馳走様でした。
ビショビショだったので、もちろんちゃんと着替えてからお邪魔しました。


というわけで、今回も山深い脊梁の魅力を思う存分味わうことができました。
また必ず足を運びたいと思いますが、次は快晴だったらいいナアと。笑

それではまた!^^


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