高野山を極める Part2 女人道
かつて、高野山は女人禁制で女性は遠巻きにお参りした。高野山には7つの参詣道があり、そこには女人堂があった。ここの女人堂は京・大坂道のお堂。各女人堂を繋いだ、金剛峯寺を取り巻いた道が女人道。
宿坊から小辺路を通り、ろくろ峠から女人道を巡る。この時期にしてはかなりの暖かさ。衣服の調整タイム。
皆さん元気。黄色い声が峠にいつまでもこだましていた。
女人道は左手に向かう。小辺路はみぎに道なり。
中の橋の雑踏から程なく、道路を歩いてトンネル手前を左手の山道へと向かう。先ず高野三山のひとつ、摩尼山を目指す。
健康的な宿坊での朝食が早かったせいか、弁当が気になる方のオーラを感じたため、ランチタイム。皆さん、一瞬で平らげてしまう。やさしいお味。
高野三山の二座めは楊柳山。秋にしてはやや日差しが強い中、皆さん、まだまだ、元気。
高野三山の三座目、転軸山。年配の団体がおられ、山頂は大賑わい。
どなたもギブアップなく、昨日通った女人堂に到着。道路を隔てた先には恐怖の急登。ビビッてた方も。
急登はすぐに終わり、皆さんほっとしたご様子。弁天山まで来たら、あとは大門まで下りが続く。自覚しているよりも疲れておられるはずなので、注意を呼び掛けた。
夕陽に照らされた大門は紅葉と共に朱色がより染まっていた。皆さん、安どのご様子。女人道はもう少し続くが日の短い秋は、無理せず、ここからは直接、宿坊へ戻ることにした。
昨日と、献立が違う!さらにおいしい!と、一同。古の女人が歩いた道に思いを馳せながらの夕食はさぞかし、おなかに染み入ったことだろう。
続く…
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