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ヴィオラ演奏ことはじめ No.1

マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲 ヴィオラ編曲版

 弦楽器制作者の鈴木恒平さんからヴィオラを購入してからしばらく経っているけどなかなか活躍の場がないので自分の演奏を録音してみることにしました。ヴィオラはバイオリンの練習の合間に練習しているのでなかなか練習時間が取れませんが、動画に撮ることによってやる気が出てくることに気が付きしばらく何本か撮ってみることにしました。

https://youtu.be/EU4OJEln9OA


録音データ
ヴィオラ: 鈴木恒平氏の制作楽器を私が演奏
ピアノ: SYNCHRON CONCERT D-274の打ち込み
マイク: AKG 414XLII
マイクプリ&オーディオIF:Prismsound Titan
DAW: Digital Performer 11.32 
リバーブ:Audio Ease Altiverb 

IRはMain Hall。ヴィオラ、ピアノを個別にかけ、全体にもかけています

マスタリング:The God Particle

音量のバランスととるために使用。あまりかけるとヴィオラの音色に影響するので隠し味程度に

⚫️視聴上の注意
 この音源は鑑賞目的ではなくヴィオラの練習と録音技術向上の目的で撮っているので音程があまりよくないです。Digital Perfomerのピッチ補正機能( Melodyne)を使えばマシになることはわかっておるのですけど、インチキは良くないですよね。

⚫︎曲の背景
「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲(インテルメッツォ)は、イタリアの作曲家ピエトロ・マスカーニによるオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の中でも特に有名な楽曲です。この間奏曲は、ドラマチックで情熱的な物語の中に一瞬の静寂と美しさをもたらし、オペラのストーリー展開に重要な役割を果たしています。

「カヴァレリア・ルスティカーナ」は、19世紀のシチリアの小さな村を舞台にした悲劇で、愛と嫉妬、裏切りが描かれています。間奏曲は、激しい感情の嵐の中で訪れる穏やかな瞬間を表現しており、物語の登場人物たちの内なる葛藤や村の平和な日常を象徴するかのように、優雅で哀愁に満ちた旋律が流れます。この音楽はしばしば、宗教的な神聖さや、登場人物たちの運命に対する静かな祈りのような印象を与えます。

間奏曲は、弦楽器の感情を込めたメロディが心に残る独特の雰囲気を生み出します。穏やかながらも力強い旋律は、聞く人々に深い感動を与え、愛の苦悩や運命の無情さを感じさせると同時に、短いながらもドラマ全体を象徴するような重要な音楽的役割を果たしています。

マスカーニの間奏曲は、オペラのコンテクストから離れても多くの人々に愛され、映画やテレビでも頻繁に使用されるなど、その美しさと普遍的な感情が広く認識されています。この楽曲は、オペラのテーマである人間関係の複雑さや苦悩を、美しくも儚い音楽で表現しているため、非常に印象深く、多くの聴衆の心に残る作品となっています。

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